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英国の新興ワイン輸入業者であるワンダーラスト・ワインは、カミーの独占販売にぴったりの企業だ。同社は新たなワインやワインの生産地・スタイルを示すため2015年に創業された。また同社は、持続可能な方法で生産されたワインを積極的に輸入しており、その多くは有機やバイオダイナミックの認証を受けている。

同社は小さな生産者と提携することで、持続可能性に焦点を当てることを可能としてきた。こうした小規模な生産者はブドウの栽培から果汁の発酵、ボトル詰めまで、ブドウ畑を長期的に健康・生産的に保つ自然な方法を取り入れている。

ワンダーラスト・ワインは、元銀行家で熱狂的ワイン愛好家を自認するリチャード・エリソンが創業した。エリソンは市場に隙間を見出し、自身の関心と情熱を長期的なキャリアに変える機会としてそれを捉えた。

企業金融の分野で10年間勤務したエリソンは、食品・ワイン技術の学位を持つ元シェフでもある。彼はワイン学校に入学し、ワイン業界と恋に落ちた。エリソンは、カミーの健康効果はワイン生産者の伝統的で昔ながらの生産方法によるものだと考えている。ブドウをつぶすときに皮を果汁に残したままより長い期間発酵させることにより、ポリフェノールとプロシアニジンを皮からワインに最大限移すようにしているのだ。

エリソンはワンダーラスト・ワインについて「ブランドの理念は、小規模であまり有名ではないけれども傑出したワインを持続可能な方法で作る生産者を支援すること。そのためこの生産者は、当社の扱う商品としてぴったりだった」と述べた。

ワンダーラストはロンドンの顧客に1時間でワインを配送する「ワイン・オン・デマンド」サービスで忠実な顧客層を獲得するとともに、「ワイン・クラブ」の会員サービスも成功させている。現時点では海外進出の計画はないものの、エリソンは米国の投資家から、ニューヨーク市やサンフランシスコで同じようなビジネスモデルを展開する話を持ち掛けられている。

編集=遠藤宗生

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