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2019.06.13

上手い人ほど道具に頼る。セオリーを鵜呑みにしない自分とクラブの関係

SEKI GOLF CLUB 代表 関 浩太郎

数々のゴルフメディアに登場し、ゴルフに関する著書も多い関浩太郎は「スイングコーチ」だ。一般のゴルファーのみならず、プロゴルファーも指導するその立場は、端的に言えば道具のスポーツであるゴルフを、フィジカルな面を加味し最も客観的に見ることができる。テーラーメイドのM5/M6が、専門家から見ても噂通りの実力なのかを、選手でもない、素人でもない、ツールとフィジカルのプロがクラブの性能を“翻訳”してくれる。


関はゴルフショップを営む家に育った。幼い頃から常に身近にゴルフクラブがあった彼は当然のようにゴルフの道に進み、アメリカでプロツアーに参戦する。アメリカではトレーニングやメンタルコーチングを理論的に学び、帰国後はギア好きが高じ、クラブのフィッティングやクラフト技術を学ぶなど、経験と知識を併せ持つ。各メーカーのクラブの進化を、長い間さまざまな角度で自身の目で身体で体感してきた。

そして、「新しいテーラーメイドのドライバーヘッドは現存するものの中でかなり高みにある」と評価するその背景には、関の考えるゴルフ理論と共通するものがあった。


関浩太郎|東京・目黒区にあるインドアスタジオ〈SEKI GOLF CLUB〉を拠点に、レッスンもちろん、クラブフィッティングも行うスイングコーチ。これまでに教えた人の数は5000人に及び、広い知見を基にした指導で人気だ。

“革新”という言葉が最もあてはまるゴルフブランドがテーラーメイドだろう。パーシモン(柿)の木製ヘッドのクラブから1979年に初めて発売したメタルヘッドに始まり、斬新な真っ白なヘッド、たわませて飛ばすために開けられた溝……書き出せばキリがない卓越したクリエイティビティが、常にゴルフ業界を牽引してきた。もしテーラーメイドがなかったら今日のゴルフは大きく変わっていた、と言ってしまっても過言ではない。関は当然、新しいクラブについても知っていた。

「ついにここまでのレベルに達したかというのが、このM5/M6ドライバーの印象です。ボールを捉えるフェース面の反発を一旦超えて、いわゆる“飛びすぎる違反クラブ”を作り、それからルール限界値まで反発を落とすチューニングを行う。クラブはどんなに細かく品質管理をしても、工業製品ですから製品誤差が生じるのは当たり前。いわゆる“アタリ、ハズレ”が出てしまう。特にゴルフクラブではよく言われます。それを逆転の発想でクリアしてしまった」

この斬新な製法をとる『スピードインジェクション』という製品は、もちろん大量生産の工業製品だ。最高のクラブが量産されるということは、ツアープロとアマチュアが全く同じクオリティのものを使えるということになる。

上手い人ほどクラブに頼っているという事実

ゴルファーが求めるものを純粋に追い求めてきたメガブランド各社。関もまた、アマチュアゴルファーのゴルフスキル向上のために、妥協を許さない性格だ。例えばトッププロたち100人のスイングデータを集めて、クラブアクション(クラブの動き)を重ねると、ボディアクション(身体の動き)は多種多様あれ、ダウンスイングからフォロースルーまでのクラブアクションはほとんど変わらないらしい。

「つまり、ツアープロたちのスイングをアマチュアの方たちが単に真似しても、まったく意味がないということなんです」と関は断言する。「ゴルファーひとりひとりの体格、柔軟性、運動能力に合わせたボディアクションで理想のクラブアクションを目指すべき。上手い人になればなるほど、クラブアクションが一定しているので、性能の高いクラブに頼るというか、ちゃんとクラブに仕事をさせるのが重要になってくるわけなんです」

ギアに対する知識やこだわりが強く、また、クルマやバイクにも造詣が深い関は、モノとしてのスペックが高ければ高いものほど、最良のパフォーマンスを生み出すということを熟知している。努力して得たスキルを生かすも殺すも。どういうモノを選び、それを使うかにかかっているらしい。

曲がらないのはツイストフェースがあればこそ

テーラーメイドの前作M3/M4シリーズから搭載された「ツイストフェース」。なだらかな曲面であった今までのクラブのフェース(打面)に“ねじれ”を加えたものだが、そのねじれたフェースは打球の左右への曲がりを軽減するための技術で、ミスヒットにとにかく強い。2018年、そのM4ドライバーを試合で使用した米ツアープロ、ダスティン・ジョンソンが433ヤードを飛ばし、パー4であわやホールインワンしそうになったのが記憶に新しい。


ツイストフェースも、登場の際にはフェースがねじれていることに驚きが走った。先駆者としてのテーラーメイドはいつも何かやってくるという印象だ。

「M5/M6ドライバーにも『ツイストフェース』が継承されていますが、ボールの直進性は群を抜いていますね。しかも『スピードインジェクション』でさらに飛距離もアップさせていますから。前作M3/M4ドライバーも素晴らしい性能で、『もうこれ以上はないのではないか』と正直思っていましたので、どこまで進化するのか、底知れないポテンシャルを感じています。新しいM6ドライバーは、私の印象では数多あるドライバーのなかで、最も飛ばせるモノですし、今後、これ以上のドライバーが出てくるのかなって思ってしまうほどですよ(笑)」

テーラーメイドの姿勢は、最先端のテクノロジーを搭載した最速のF1マシンを想起させる。常にリーディングカンパニーであり続けるという貪欲なまでのアグレッシブさに、このギア感は正直オトコ心をくすぐられてしまう。

僕が教えていることは最悪であり、最良のこと

ツアープロとアマチュアゴルファーでは、プレーの内容が異なってくる。ツアープロは仕事であり、賞金を稼がなければ生活できない。時にはリスキーに攻めることも重要になってくる。全試合予選通過しても上位に食い込めないのであれば、職業としてなかなか成り立たない場合が多い厳しい世界だ。

「ツアープロのエキサイティングな試合のように、アマチュアの方もアグレッシブに攻めるのも時には功を奏す場合があると思います。でも、ツアープロと違ってアマチュアの方はいかにリスクヘッジをして、いいアベレージスコアで回るというのが上達への近道です。ツアープロにとってこの考え方は最悪ですが、アマチュアの方には一番良い考え方。だから、ラウンドレッスンでも無理をしないコースマネジメント、クラブ選びを推奨しています」

そして重要なのは、上達のためには自分のクセを理解し、自覚することが重要だという。



「アーノルド・パーマーがかつて、ゴルフの上達のために大事なことを一言でいうと『自覚すること』と言っていました。最も重要な考え方です。自分はどういう打球を打ち、どういうクセがあるのか、困難な場面でどういう発想をしがちなのか、こういった自分で自分を知ることの重要性です。これを踏まえると、自分に合ったクラブ選びをすることができれば最高のパフォーマンスにつながるということになります。その選択肢のなかにツアープロからアマチュアまで同じクオリティを持つM5/M6ドライバーがあるということです。これ、僕が現役の頃にあったら、どんなに良かったかって、なんだか悔しい気持ちになりますね(笑)」

関はレッスンの際、広く一般的に言われるセオリーを口にするゴルファーに、「ちょっと待って」と制することが多いと言う。自分がどう言うタイプなのかを、フィジカル的に自覚してもらい指導するのだ。まず個人のクオリティをコントロールできるようになることが何より重要だ。そして、最高の精度で均一にコントロールされたM5/M6ドライバーがその場にあれば、自分というゴルファーが完成するのかもしれない。


連載「テーラーメイド」
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#3 本記事|上手い人ほど道具に頼る。セオリーを鵜呑みにしない自分とクラブの関係

Promoted by テーラーメイド text by 高橋真之介 photographs by Setsuko Nishikawa

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