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Roman Samborskyi / shutterstock

新生活が始まる春は、引っ越す人が多い時期だ。さらに現在は、レオパレスの施工不良問題も重なり、業者が混み合い、料金が高騰。「引っ越し難民」が増えている。問題を解決すべく、引っ越しをスムーズにするためのサービスも続々とでてきているものの、一番面倒なのが引っ越しが完了するまでの一連の手続きだ。

役所の営業時間は限られているので、平日仕事をしている人の多くは午前休をとったり、有休を使ったりしなくてはならない。また手続きに行っても長時間待たされるのは当たり前。書類に不備があった場合はやり直しになるため手間がかかる。

多少お金を払ってでも、この引っ越しに伴う複雑な手続きを代行してほしい。そう願う人のために、LINEで引っ越し料金の一括見積もりができるサービス「スムーブ」などを展開するスペースが3月7日、『引越しDone(β版)』をスタートさせた。



この『引越しDone(β版)』は、引っ越しに伴う住所変更手続きを代行してくれるサービス。転居・転出・転入届、水道・ガス・電気の開始・停止をすべてセットで代行依頼が可能となっている。もちろん単品で依頼することもでき、現在は東京23区限定で展開している。

500リツイートされて需要の高さを感じ、サービスをリリース

サービスを立ち上げの背景は、引っ越し業者選定サービスを運営する同社に、面倒な住所変更手続きを解決するサービスが欲しいとの声が集まっていたためだという。

そこで同社代表取締役の齋藤俊輝は、2月27日、需要を確かめるためツイッターでアンケートを実施。「500リツイートされたら代行サービスを作る」と書いて投稿すると、「あったらほしい!」という反応とともに拡散され、今回のリリースに至った。現在その投稿は700リツートを超える反響となっている。

正式版では委任状もネット上で捺印が可能に

今回リリースされたβ版では、試験的に始めて成功事例をつくっていく。その後、正式版にアップデートする予定で、正式版では委任状もネット上で捺印出来るようにするという。現在は東京23区限定だが、将来的には全国で利用できるサービスを目指す。

引っ越しは本来楽しいものだと考える同社は、もっと手軽で簡単に引っ越しが出来るようにと、これまでにも、チャットで業者選定を代行で行う「コシヒコくん」やLINEで引っ越し一括見積もりをする「スムーブ」を展開してきた。「引越しDone(β版)」は引っ越しに伴う住所変更に特化してサービスを拡大していき、将来的には同社の他サービスとの一本化も考えているという。

想定する利用者について斎藤は、「タクシーや家事代行など、本来無料でできるところをアウトソースしている人がターゲット」だと話す。

日本の行政手続きは、ITやテクノロジーが発達した現在でもアナログな部分が多く、オンラインで完結できるものはまだまだ少ない。面倒だが避けられない手続きをアウトソースできれば、ストレスは軽減される。こうしたサービスが充実していくことで、引っ越しをより楽しめる未来になっていくだろう。

文=礒嶌まどか 写真提供=スペース

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