「アベンジャーズ」のような一人一人が強い組織に
下平:組織運営についてもお聞かせください。フラットな組織、いわゆる「ティール型組織」を目指されているかと思います。
後藤:「Payme」は営業による売り切りの商材ではなく、契約後もカスタマーサクセスの工程が重要となるSaaS型の商材です。こういった特性の商材では、ピラミッド型の縦割り組織よりも、ティール型組織でチーム間がフラットに連携できる組織のほうがフィットすると考えています。
下平:まだまだノウハウの少ない組織形態なので、悩まれることも多いのではないでしょうか。
後藤:この組織運営において大前提になるのが「一人一人が強い人間であること」。だからこそ、性善説で組織運営ができます。
例えば、映画「アベンジャーズ」を見たことがある人はイメージしやすいかもしれませんが、そこで描かれている組織はメンバー一人一人が強く、役割分担をしながらフラットに連携して目的を達成していますよね。本来的にはあのような組織に憧れているんです。(笑)
下平:となると、メンバーに求められるものは必然的にハードルが高くなりますね。
後藤:少なくともチームリーダーになるメンバーは、「目上の人に苦言を言えること」、「陰口を言わないこと」を絶対条件にしています。特定のメンバーに情報や権限が偏ると、この組織形態の組織は壊れていくからです。
まだまだ成長途上の組織ではありますが、常に高い目標を掲げて、他者に誇れる強い組織に進化させていきたいです。
連載 : 起業家たちの「頭の中」
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