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ㅤ鎌倉市在住のフリーランスライター兼編集者

AOI TYO 中江康人

テレビCMなどの広告や映画の企画制作、演出を行うAOI TYOグループ。新しい人に出会い、新しいことを体験し、多忙な日々を過ごす中江康人社長に、趣味や生活で大事にしていることについて尋ねた。


テレビCMや映画などの企画・演出・制作を行う広告映像制作会社のAOI Pro.と、同じくテレビCMなど広告コンテンツの戦略立案・企画・制作を行うティー・ワイ・オーが2017年に経営統合し、現在は共同持株会社であるAOI TYO Holdingsの社長を務めています。

キャリアとしては制作部のアシスタントから始まり、20代でテレビCMのプロデューサーになりました。また、CM制作のみならず、新規事業を始めたり、グループ会社の社長をやったり、映画にも携わったりと、さまざまなビジネスモデルも経験。失敗を重ねつつ、多方面の方々の手を借りて成長できたおかげで、重責はあるもののいまの社長業も楽しくやれています。

普段はとにかく人に会い、新しいことを体験しようと意識しています。特に社長は判断するのが仕事で、知らないことには判断もできない。いい悪いを議論する際に相手と対等に意見を戦わせるためにも、知識や経験の量はあればあっただけいいなと。

だから「街が変わった」とか「新しいことをやっている人がいる」と聞けばすぐ駆けつけるし、必要があれば海外にも視察に行きます。新しく出会う人は、年間1000人近いかも。人に会えば会うほど勉強になるというか、彼らの考えと僕の考えが無意識的にミックスされて、「それはこうしたほうがいいんじゃないか?」という仮説が立てられる。

相手の意見や思考をきちんと整理して体系化しながら自分に吸収すれば、相手にも自分のプランや気持ちを理解してもらいやすくなるし、逆に問いを投げかけられたときに悩まずに答えを返せますからね。

趣味は料理です。週末は朝食用や小2の息子のお弁当用につくり置きしたり、休みの日には朝昼晩とぜんぶつくったり。勤務日もちょっと時間が空いたら、帰宅して1品つくるんです(笑)。料理をしている間は料理のことしか考えない、それがすごくリフレッシュになる。

それに何品ものお惣菜を一気につくるときに、同時並行的な手順を考えて、そのプラン通りに効率よくつくり終えるのがとても気持ちいいんですよ。プロの腕前とかではなく、家庭料理の究極というレベルですが、いつか趣味で小料理屋さんをやれたらなあという夢もあって。

あとは、「終活」にはまだ早いですが、無駄や欲を削ぎ落として生活したいなと思い、いま断捨離に夢中です(笑)。家もダウンサイジングして住み替えました。3軒目なので、何をどうすれば効率がいいのかがわかっているので、とても暮らしやすいです。やはり仕事柄、時間を制限されて生きているので、ストレスなくスムーズにできる部分はそうしたいと思うんです。

一方で、効率や制限などの理屈を超えたクリエイティブの世界で自分は働いていて、そちらも大好きなわけです。映像作品や品物も、マーケティングされてでき上がったものと、マーケティングの先にある人の想いやカルチャーに立脚しているもの、ふたつのどちらが魅力的かといえば、後者ではないかと。効率的な生活と効率からは遠く離れたクリエイティブ、そのふたつがバランスよく共存することが、僕にとっては上手に生きるということなんだと思います。

構成=堀香織 写真=yOU(河崎夕子)

VOL.21

31歳で後を継いだ二代目社長、「佐藤可士和の...

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