起業家が経験する孤独 避けるための4つの方法

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2. セルフケアを優先する

自己啓発の世界でセルフケアは非常に大切なものとされているが、起業家はこれを仕事上のものではなく個人的なものととらえ、ないがしろにしてしまうことが多い。しかし、あなたとあなたが経営する事業は表裏一体だ。病気になったり疲れていたり、やる気が起きなかったり不機嫌でいたりすれば、あなたの事業も同じ状態となる。

自分を最優先にケアできる仕組みを作っておくことで、成功の度合いに劇的なインパクトを与えられる。また、自分を優先することで、幸福度や活力が増し、周囲に人がいるかどうかにかかわらず、事業での「つながり」感が向上する。

3. インスピレーションを求める

自分を元気にしてくれる人を周囲に置くことの重要性は、これまで非常に多くの分野で語られてきた。インスピレーションを求めることも、この延長線上にある。あなたの人生をレベルアップするためのやる気やインスピレーション、励ましを与えてくれる人々だけではなく、常にインスピレーションを与えてくれるモノを周囲に置くこと。これは自身の脳に、課題に対して異なる方法で反応するよう働きかけるものだ。

インスピレーションを受けている状態では、そうでないときと比べビジネスではるかに良い決断を下すことができ、より独創的な思考を持てる。また行き詰まっているときでも、インスピレーションを得られれば、より早く、楽に前進できる。

4. ガイドを見つける

責任とガイダンス(指導)がもたらす効果は、データで明確に示されている。成功を確実に自分のものとし、最後までやり通したい場合、「ガイド」役となる人を持とう。米国訓練開発協会(ASTD)の調査では、誰かにコミットすることで目標達成率が65%まで上がり、自分に責任を負わせてくれる人を設ければその確率が95%まで改善することが示された。

実践のためには、コーチを付けたり、相互に責任を持たせる仲間を持ったり、ビジネスのマスターマインドグループや定期的なネットワーキンググループに参加したりと、さまざまな方法がある。これにより、起業で避けて通れない困難な時期を迎えたときでも、迷わずに済むための仕組みや安心感を持てる。

編集=遠藤宗生

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