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フリーライター

(Jingjing Song / Getty Images)

消費税率10%目前、そして転勤などの引越しシーズンを前にして需要が高まるとみられるのが冷蔵庫の買い替え。

一度買えば10年は持つ、比較的長期利用が可能な家電だが、いざ買い替える際には幅や奥行きが住居スペースにおさまるかどうか、インテリアにデザインがマッチしているかどうかといった点はもちろんのこと、最近のトレンドとして「冷凍スペースの大きさ」が購入のポイントとなっている。

なぜ冷凍庫の収納量が重視されるのか。そこには、この十数年で大きく変化したライフスタイルが関わってくる。

共働き家庭が当たり前の今、食品を購入するのは週末など週1〜2回程度。コストコや業務スーパーなどで容量の大きい商品を購入する家庭も多くなっている。また、大雨や台風など、天候不順などによる野菜の価格急騰が不安要素となってまとめ買いをするなど、食材を長期的視野で大量に購入する傾向も高い。

「お客様の大型冷蔵庫のご購入動機は『一度にたくさん収納できる』『消費電力が、いままで使っていたものと変わらないか少なくて、容積が増える』といった声が多く、冷蔵庫の大型化に伴い、冷凍庫の収納容量もニーズのひとつになっているようです」と話すのは、ヤマダ電機広報部の小野浩司氏。

ネットの検索でも、「旬の○○が長持ちする方法」や「丸ごと買った○○を使い切る裏ワザ」「カンタン下ごしらえで○○」といったページが常に人気だ。また肉や魚、パンやゴハンの冷凍保存も常識になっている。根野菜や葉野菜も刻んで冷凍、中にはトマトやレタス、豆腐といった”凍らせちゃっていいの?”という食材の冷凍&解凍法に加え、解凍後のレシピまで紹介されているほど。

食材は1回で大量に買いこみ、2〜3日の間に食べないものは加工して冷凍庫へ。腐って捨てるなどの食材ロスをなくし、食費を抑えるワザとしても定番になりつつある。

では、どんな冷蔵庫が注目なのか。

アクアの新製品「AQR-SV42H」は、全内容積415リットルのうち、冷凍室は89リットル、アイスルームは21リットルと、冷凍スペースだけでかなりの容量になっている。冷凍専用の「フリーザー」も5機種展開し、冷凍・チルド・冷蔵が切り替えられる「AQF−GS15G(13G)」は、インテリアを重視したデザインから『クール・キャビネット』として打ち出している。

シャープは「メガフリーザー搭載」を売りにしている。「SJ-GA55E」は551リットル容積中、冷凍室が189リットルと、冷凍室の収納力を全面にアピール。1〜2人暮らし向けサイズ、280リットルの冷蔵庫「SJ−PD28E」は、2ドアの大きさがほぼ同じ。冷蔵室が155リットル、冷凍室が125リットルと、冷蔵スペースと冷凍スペースの差がほとんどないバランスとなっている。

文=石澤理香子

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