面接までこぎ着けない? 職務経歴書の5つの間違い

kathayut kongmanee / Shutterstock.com


3. 同じ職務経歴書で異なる仕事に応募している

あなたが採用プロセスを通じてすべきことは、人材を必要とする管理職に対し、自分に問題解決の能力があることを示すことだ。いつも同じ職務経歴書を使って応募しているようであれば、その企業の特定のニーズを理解し、解決する能力が自分にあることを示せない。

キーワードをそのまま貼り付け、その会社が使う言葉をそのまま使っても効果はない。あなたの職務経歴書に「社内の利害関係者」という言葉があったとしても、あなたが実際に社内の利害関係者に対して与えていた影響や、それと同じ成果を達成する方法を明確に述べることができなければ、管理職は気にも留めない。職務経歴書をキーワードで埋めるのをやめ、自分が企業に必要とされる解決策になれることを示そう。

4. レイアウトのせいで読みにくい

職務経歴書は中身が重要だ。あなたの職務経歴書が読みにくく、流し読みできないとすれば、あなたの価値を伝える障壁になっている。2ページ以上にしてもよいのか、どの色を使うべきか、どのフォントにするかを考える代わり、「私は正しいメッセージを伝えているだろうか? 採用担当者は私の価値に注目することが楽にできるだろうか?」と自問すべきだ。

ファッションやグラフィックデザインなど明らかにクリエーティブな業界でない限り、職務経歴書はシンプル・簡潔・明快で、余白を多く取った読みやすいものにするのが鉄則だ。また、採用担当者が出先で職務経歴書を見ることになった場合に備えてPDFで保存し、エラーが発生しないことや携帯電話でも見やすいことを確認しよう。

5. ネットから応募している

ネット上のポータルサイトからしか仕事に応募していないとすれば、希望の仕事を獲得する確率は低くなる。

競争を避けるには、実際の人間とつながる必要がある。人材を必要とする管理職に直接コンタクトを取り、業界の人と偽りのないつながりを構築して人脈を拡大しよう。そうすれば空きのポジションが出たときにはより迅速に知ることができ、適切な意思決定者に職務経歴書を読んでもらえる可能性が高まる。

職務経歴書を通し、人材を必要とする管理職の関心をつかむことに苦労している場合は、ここに挙げた5つの間違いを犯していないかを再確認しよう。そして、あなたがその職務に必要とされる問題解決者であることを企業に明確に示す職務経歴書にすること。

翻訳・編集=出田静

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事