金融女子コスプレイヤーから見た「世界」

「写真に綺麗に映っている」「写真映りが良い」

この言葉を聞いた時に、自分がどのような状態で映っているのを思い浮かべるだろうか?

筆者はコスプレイヤーとして20年間近く国内外で撮影されてきた。また同時に、自身も国内外で撮影した数十万枚以上の写真を研究してきた。

よく「綺麗に映りたい」「写真映りが良くなりたい」という人は「自分にどんな服が似合うのか」「自分がどういうメイクをすれば綺麗に見えるのか」「自分がどういう角度で映れば美しく見えるのか」と尋ねてくる。

ここでは敢えて、ファッションやメイクの方法論はすっ飛ばした上で、コスプレイヤーとして世界に向けて写真を発信し、撮影を通して人の魅力を引き出す研究をしてきた筆者なりの独自視点で、出来るだけシンプルかつ端的な答えを提示したい。

1. 自分にしかない魅力を見つけ出す

シンプルに言語化した、1つ目の答えがコレだ。

インターネットがすっかり浸透した今の時代において、ファッションでもメイクも、検索すれば数えきれないほどの情報が出てくる。

自分のパーソナルカラー、なりたい顔のメイク法……少し検索すれば珠玉のテクニックが入手でき、どんな自分にでも変身できる。

でも、誰かが提示した方法論で、世の中の尺度で言う「100点」でしかない、誰かのコピーのような顔になって、それで良いのだろうか? それで60億人規模の世界で勝負できるのだろうか? 

私自身がそう思い始めたのが、10年前、コスプレイヤーとして世界に出て伍していくため、溢れんばかりの写真を研究していた時であった。

完璧なメイクで一見して「綺麗だ!」と思われる写真でも、それがただの人工的な美しいもの止まりで、どこの誰か区別がつかなかったら、その人のアイデンティティは存在しないも同然、その人はいなかったことになる。

「これは誰の写真だろう?」「忘れられない、また見たいなぁ」と、一度見た後も強烈に何度も思い出させる写真こそが、人の心に刺さる美しさではないかと思うようになった。

文=Atsuko Sakai

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい