フォーブス ジャパン編集部 エディター


「Alchemist Acceleratorのメンターたちからは、顧客のバーニングニーズ(今すぐ解決したい課題)を解決しているか、大きな市場を狙っているか、が重要だと言われました。僕自身、ソフトウェアエンジニアとして10年以上働く中で、ソフトウェアテストの課題はグローバルで生じているものだと思ったので、ソフトウェアテストの自動化を実現するサービスの開発を決めました。最初のプロダクトは思うように数字が伸びなかったのですが、事業内容をソフトウェアテストの自動化にしてから、周りの反応がガラッと変わりました」(近澤)

そのほか、Alchemist Acceleratorではセールス、ファンドレイジングに関するノウハウを教わることもあったという。

「例えば、『コールド・Eメール』をどう送るか、『コールド・コール』をどうかけるかなどを教えてもらいました。また印象に残っているのが、toB向けのプロダクトは実際のお客様をアドバイザリーメンバーとして中に受け入れ、一緒に製品を開発していく『カスタマーアドバイザリーボード』をつくるのが大事だということです。ハンズオンでさまざまなことを教えてもらい、すごく価値のある6カ月間だったと思います」(近澤)

要件定義の段階からテストを開始できるようにしたい

Alchemist Acceleratorを卒業し、クローズドβ版がリリースされた「Autify」。近澤によれば、すでに複数社との契約を行い、自動テストの運用を開始しているという。直近の展開としては、まず「プロダクトの磨き込み」に注力していくとのこと。


テスト結果のOverviewが見れるダッシュボード画面

「プレビューリリースで契約されているお客様の満足度を高めるために、プロダクトづくりにフォーカスしていきます。Autifyの課金体系はテストの実行回数なので、小さく導入していただき、満足してもらって継続的に使ってもらえるようにしたいです」(近澤)

現在はウェブのアプリケーションのみの対応となっているが、将来的にはアプリへの対応も視野に入れているという。

「Autifyを通じて、最終的にテストフェーズをなくしたい。いまの時代、開発してからテストでは遅い。要件定義をした段階でテストをスタートしないといけない。まずは自動化の導入をサポートしていき、いずれはソフトウェアの開発サイクルをすべてカバーできるようなテストツールになっていきたいと思います」(近澤)

文=新國翔大

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