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ハーバード大学(f11photo / Shutterstock.com)

アメリカの一流学術機関はいまでも、毎年何億ドルにものぼる寄付金を集めている。非営利組織「教育振興・支援協会(CASE:Council for Advancement and Support of Education)」 が発表した最新の「教育への寄付支援調査(Voluntary Support for Education survey)」 によると、6月で終わる2018学年度中にアメリカの大学に寄せられた寄付金の総額は467億3000万ドル(約5兆1900億円)にのぼる。

そのうちの28%は、寄付金額がもっとも多かったトップ20校が占める。そして、それらの大学に通う学生数は、アメリカにいる学生総数(学部生約1990万人)のわずか1.6%にすぎない。

寄付金額で2018年度にトップに立ったのはハーバード大学で、その額はなんと14億2000万ドル(約1577億円)だった。

ハーバード大学がこれほどの巨額を手にできたのは、5年にわたる寄付金集めキャンペーンのたまものだ。もともと目標額を65億ドルと定めていたが、キャンペーンが終わって蓋を開けてみれば、96億ドルが集まっていた。同大学は、高等教育機関による寄付金額の記録を塗り替えたことになる。

2018年度ランキングでは、スタンフォード大学が11億ドルで2位となり、コロンビア大学が10億ドルと、わずかの差でそれに続いた。

今回の調査からは、一部の有名大学や、資金の豊富な大学が、全体に占める学生数の割合は少ないにもかかわらず、アメリカの大学に寄せられる寄付金の大半を獲得していることが浮き彫りになった。

大学への寄付金は、教育に充てられると同時に、附属の病院や美術館、研究機関などにも投じられる。

2018年度の寄付金の出所は、140億ドル(全体の30%)が基金から、121億5000万ドル(26%)が卒業生からのものだった。卒業生以外の個人からも85億7000万ドル(18.3%)が集まり、残りの52億7000万ドル(11.3%)は企業や組織からの寄付だった。

2018年度にアメリカの大学に寄せられた寄付金総額:467億3000万ドル(約5兆1900億円)

2018年度に寄付金がもっとも多かった大学トップ10

1位:ハーバード大学:14億2000万ドル(約1577億円)
2位:スタンフォード大学:11億ドル(約1221億ドル)
3位:コロンビア大学:10億1000万ドル(約1122億円)
4位:カリフォルニア大学ロサンゼルス校:7億8665万ドル(約874億円)
5位:カリフォルニア大学サンフランシスコ校:7億3027万ドル(約811億円)
6位:ジョンズ・ホプキンズ大学:7億2360万ドル(約804億円)
7位:ペンシルベニア大学:7億1753万ドル(約797億円)
8位:ワシントン大学:7億1106万ドル(約790億円)
9位:南カリフォルニア大学:6億4997万ドル(約722億円)
10位:イェール大学:5億8595万ドル(約651億円)

出典:Council for Aid to Education

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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