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腐敗を招くのは「政治」

一方、ランキングのワースト10のうち、6カ国は中東と周辺の国だった。その他は多くの問題を抱える西アフリカ・中央アフリカ地域の国となっている。下位の各国に共通するのは、内紛または全面戦争が起きているということだ。

最下位のソマリアは、2009年から政情不安と戦争に悩まされている。また、同国のすぐ上の順位につけたのは、178位タイとなったシリアと南スーダン。両国もそれぞれ、2011年と2013年から激しい内戦が続いている。

全体的に見て、サハラ以南のアフリカは平均32点で最も評価が低い地域だ。次いで低評価の地域となったのは、東欧と中央アジア(平均35点)。さらに、中東と北アフリカ(同39点)も汚職・腐敗が懸念される地域だ。

南北アメリカとアジア太平洋地域(平均44点)は、上記の各国より少しは良い状況であるようにみえる。ただし、地域を平均点で見ることには、一部の国が抱える問題を見えにくくするという問題点がある。例えば、南北アメリカ大陸の場合、カナダが81点で9位に入っているものの、ベネズエラスはわずか18点で168位だ。

国による違いは、汚職のまん延に関する重大なポイントを指し示している。それは、不正行為や汚職の程度とその国の政治体制の間には、密接な関連性があると考えられる点だ。
つまり、腐敗度が高い国々は民主主義的な制度が脆弱であり、国民に政治的権利が与えられていない傾向があるということだ。

編集=木内涼子

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