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Denys Prykhodov / shutterstock.com

米国ではウーバーの巨大な利用人口をターゲットに、小規模なスタートアップが様々なビジネスプランを現実化させている。有名なものではウーバーの車内に置き菓子サービスを提供するCargoがあげられる。

また、ウーバーの車両の屋根に専用の広告ディスプレイを設置し、ドライバーに副収入を得る機会を与えるFireflyも知られている。

さらに、ニューヨークではドライバーが乗客にタブレットを渡し、無料の動画コンテンツを提供。地域に特化した広告動画を視聴させるVugoのサービスも始まっている。

そんな中、ウーバーの乗車料金を無料にできるアプリとして注目を集めるのが「Joyride Trivia」だ。現在はiOS限定で提供中のこのアプリは、ウーバーの乗車中に10問のトリビアクイズに回答し、賞金額が20ドルに達したら稼いだお金をペイパルアカウントに移して、利用できるというもの。

ニューヨーク本拠のJoyride Triviaの運営元は今後、アプリ内でゲームの広告を配信し、収益化を果たそうとしている。

アプリの利用者らはまず、アップストアからJoyride Triviaのアプリをダウンロードし、ウーバーのアカウントと紐づけを行う。また、出金先のペイパルのアカウントも必要だ。

準備を整えて、ウーバーの車両に乗車するとプッシュ通知で問題が送られてくる。出題されるトリビアは「What’s Up Doc?(どったのセンセー?)のフレーズで知られる有名なアニメ映画は?」といった、米国のサブカルチャーに絡む問題が中心だ。

稼いだ賞金の額は、ウーバーの地図上に表示されるが、支払いに用いるためには最低20ドルを貯める必要があり、1回の乗車では難しい。乗車を重ね、繰り返しクイズに答えるなかで、ようやく20ドルが稼げるものと推定できる。

このアプリは2017年に設立のSpinny Technologiesからリリースされた。共同創業者のMichael ChiangとRoman Khavesらは、昨年末に約10万ドルのシード資金を調達したが、アンドロイド版の公開を控え、新規で出資を募る計画だ。

Joyride Triviaは獲得した賞金額をインスタグラムやフェイスブックでシェアする機能も実装しており、今後は対戦機能も盛り込むという。

「乗り合いサービスのウーバープールを利用する場合、見知らぬ他人と車内で過ごすことになり、気まずい空気になることもある。Joyride Triviaには、場をなごませる効果も期待できる」とアプリを企画したChiangは話した。

共同創業者の2人は今後、Joyride Triviaをグローバル展開したい意向だが、欧州ではEU一般データ保護規則(GDPR)にふれるため、展開は難しいという。

編集=上田裕資

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