ビジネス

2019.02.27

資生堂、KDDI、ANAら 日本大企業16社が集うCVC「新コミュニティ」

イラストレーション=マリオ・ワグナー


三井不動産

2018年5月、グローバル・ブレインと組み、グロースステージのスタートアップ企業に総額300億円の投資事業を開始。16年7月にも総額50億円のCVCファンドを組成して、アーリー期の国内外のスタートアップに投資をしてきた。

安川電機

長期経営計画達成に向けた成長戦略の一環として、2016年から、スタートアップ投資事業を本格化。コア事業の進化とオープンイノベーションの融合を実現すべく、国内外のスタートアップに、3年間20億円の投資を計画。

ヤマトホールディングス

17年4月、デジタル技術開発や事業創出を担当する専門組織「デジタルイノベーション推進室」を設立。CVCの役割も持ち、アクセラレータープログラムを行うなど、スタートアップとの連携も積極的に行っている。

楽天

CVC「楽天ベンチャーズ」は、インターネット関連事業を展開する国内外のスタートアップ企業に投資。アーリーからグロースステージが投資対象で、ファンド規模はグローバルが対象の2億ドル、日本を対象にした100億円。

ANAホールディングス

2016年4月に新組織「デジタル・デザイン・ラボ」を設立。18年度からの中期経営戦略の柱に「オープンイノベーションとICT技術の活用」を掲げ、アバター事業をはじめ、複数のデジタル戦略プロジェクトを始めている。

JTB

2016年よりスタートアップ支援のアクセラレータープログラムを行い、すでにスタートアップとの協業による「レンタル農場」事業も開始。グローバル・ブレインが組成したファンドにもLP出資し、スタートアップ連携を深めている。

KDDI

2018年4月、グローバル・ブレインと共同で投資枠200億円のCVCファンド(3号)を設立。11年からインキュベーションプログラム「KDDI∞Labo」を開始。12年にCVC1号を組成し、これまでに51社に出資、M&A4社を行った。

TBSテレビ

2018年4月、CVC2号ファンドを組成。投資枠30億円で、先端技術を持つスタートアップに出資。13年に「TBSイノベーション・パートナーズ合同会社」を設立し、立ち上げたCVC1号ファンドは15社に出資を行い、4社が上場した。

※ForbesJAPAN 編集部が公開情報をもとに作成

写真=セドリック・ディラドリアン

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