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テスラ モデルS(Photo by Justin Sullivan/Getty Images)

テスラ車のオーナーが2月24日、フロリダ州デイビーで衝突事故を起こし、死亡した。車両は道路沿いの街路樹に突っ込んだ後に炎上したが、事故後1日が経過しても、損傷したリチウムイオン電池パックからは繰り返し炎があがっていた。

警察によると亡くなった人物の氏名はOmar Awanで、Awanは現地時間の午後4時30分頃、テスラのモデルSセダンを運転中にハンドル操作を誤り、3車線を突っ切って街路樹に衝突したという。

車両は炎に包まれ、Awanの遺体は車外に出された時点で、激しく損傷していたという。捜査官らは事故原因が車両の技術的欠陥によるものか、Awanが健康上の理由で車両のコントロールを失った結果であるのかを調査中という。

目撃者によると、車両は時速75マイル(約120キロ)から90マイル(約145キロ)で走行していたという。現地の制限速度は時速50マイル(約80キロ)だった。

「今回の事故は非常に痛ましい結果となった。関係するすべての方にお悔やみを申し上げたい」とテスラはEメールの声明で述べた。

「当社は現地の当局と連携し、事故原因の調査に協力している。今回の事故は速度超過が原因だったと考えている。速いスピードでの衝突事故は電気自動車に限らず、いかなるタイプの車両でも火災につながる」

ガソリン車が出火した場合、炎は一気に車を焼き尽くすが、EV(電気自動車)の場合は損傷を受けたバッテリーパックが長時間にわたり、複数回出火する。今回の事故でも、モデルSのバッテリーパックは衝突後に少なくとも3回、火を噴いたと現地メディアは伝えている。

テスラ車のバッテリーからの出火は以前から懸念事項だった。2013年には複数回、バッテリーからの出火が確認された後、テスラはバッテリーをより強固な金属製カバーで覆う対策をとっていた。

「炎上したバッテリーを完全に鎮火するには、最大で24時間を要する場合がある」とテスラの緊急対応マニュアルには記載されている。

「バッテリーの再発火からの被害を避けるため、火災や水没により高出力バッテリーが損傷を受けたとみられるモデルSは、屋外で周囲から最低15メートルの距離を置いた場所に置いておくことが望ましい」という。

テスラはまた、発火や煙の発生を確認した場合は、熱探知カメラを用いてバッテリーの温度を測定し、加熱や冷却状況を監視することを推奨している。

編集=上田裕資

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