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(左から)ディップ進藤 圭、Tsunagu.AI 森 隆晃、NOW家入一真、梶谷亮介

「Webサイト制作の市場は伸びているものの、属人的な仕事が多い。ニアショア開発やオフショア開発は、人件費の安い国に開発を委託しているケースがほとんど。さまざまな市場で自動化が進んでいる中、いまだにWebサイト制作は属人的。業界として次のステージに進めていかなければならない」

力強い表情で、Webサイト制作の現場における課題を語るのは、Tsunagu.AIの森 隆晃。2019年2月25日、同社はシードラウンド向けVC「NOW」やAI.Acceleratorを運営する「ディップ」などから総額数千万円の資金調達を実施したことを発表した。

それと同時に、Web制作会社向けに開発しているWebサイト開発特化型AI「FRONT-END.AI」のクローズドβ版の先行利用申込受付を開始。すでにメンバーズをはじめ、合計100社弱の先行導入が決定しているという。

Tsunagu.AIは調達した資金をもとに、開発体制を強化。今後は、先行利用の申込みをした企業にクローズドβ版を提供しながら、フィードバックをもとにサービスの精度向上、新規機能の開発に取り組んでいくとのこと。

資金調達をした意図について、森は「もともと自己資金や借り入れでやっていたが、もう少しスピード感を上げたいと思っていました。今回、先輩起業家として事業のアドバイスや、AI事業のグロースに必要な知見を得られる点から、NOWさんとディップさんから資金を調達することにしました」(森)

デザイン要素の分析を行い、自動でコーディング

FRONT-END.AIは、フロントエンド開発における初期工程をAI(人工知能)によって、自動化するWebサイト開発特化型AIサービス。同サービスで使用されるAIは複数の DeepLearningのモデルを独自に結合し、フロントエンド開発に特化した学習を行ったもの。



ページ全体のデザインカンプ(jpg, png)と、Web用素材をアップロードするだけで、HTMLの構造および、デザイン要素の分析を行い、分析結果から自動でコーディングしてくれるため、開発初期工程にかける時間を大きく削減できる。

削減した時間を使って、Web制作会社が多くの案件を受注し、売上の最大化を追求するほか、エンジニアが最新の言語を学習して成長する機会を提供するなど、長期的な利益最大化を目指す取り組みが行えるようになるという。

文=新国翔大

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