ビジネス

2019.02.27

企業のエースと10分間のビデオ面談。次世代の転職活動を提案するサービス「Onepair」


既成概念に捉われず、自分に合った転職活動の実現へ

非効率な転職や採用市場を変え、若者の流動性を高めたい──そんな思いから始まったサービスがOnepairだ。

今や終身雇用は崩壊し、転職するのは当たり前の時代。誰しもがキャリアを外に見出す必要性や、会社の看板ではなく、個人の力をつける必要性が増してきている。

とはいえ、まだ自分が求めている環境かわからない企業に、誰が出てくるかわからない面談というのは不安も多く、日々の業務の合間を縫って時間を捻出することは、そう簡単ではない。とりあえず現状維持の道を選択している方も多いだろう。

Onepairは、これまでの転職活動の概念に捉われず、自身の上司もしくは同僚になり得る方と、お互いのプロフィールを見てマッチングし、まずは10分話してみて、いいなと思ったら次に進む。そんな転職活動の在り方を提案する。もっとシンプルに、より自分に合った「働きたい場所」「働きたい人」を見つけられる社会を目指してサービスを広げていくのが狙いだ。

これまでの転職活動はエージェントやヘッドハンターを介して企業の人事とやりとりしていくのが一般的な流れだったが、こういったサービスが広がることによって、採用の決断にかかる時間はぐっと減り、より効率的となっていく。企業のエース側にとっても短い時間でのアプローチでよりよい人材と出会うきっかけが増えることになるだろう。こういった多様なサービスが増えることによって人材業界も変化を見せていくことになる。

文=礒嶌まどか

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事