これまで採用の面談は「人事」と行うのが当たり前とされてきたが、Onepairは「エース社員」と面談を行う。β版でのリリースを経て、今回正式版がリリースされた。現在はiOSアプリのみの提供で、Android版は事前登録を受け付けている段階だ。
また、運営元のOnepairは正式版の公開に合わせて、NOWおよび複数の個人投資家から総額約1000万円の資金調達を実施していたことも明かした。
マッチングしたら面談。利用者にはインセンティブの設計も
Onepairは完全審査制となっており、審査を通過した転職希望者のみが使える。具体的な使い方は2つある。
ひとつは登録したプロフィールを見て、企業のエースが「話してみたい」と思って人にはオファーが届く形式。もうひとつは、Onepairが提供しているエース層にフォーカスしたメディアのインタービュー記事を通して直接、応募(アプローチ)する形式だ。お互いが興味を持ちマッチングされれば、ビデオチャットの日程調整に入る。
サービスの特徴は、企業文化を体現しているエースを通して、「働きたい場所」「働きたい人」を見つけられる点にある。効率化に採用候補者を探したり、転職先を探したりしたい人にはもってこいのサービスだろう。
実際、β版を使っていたユーザーからは、「出社前やお昼の休憩時間、出勤後の空いている隙間時間で社外のことを知れるのがいい」10分ならやってみようかなと思った、質問を2、3個作ってから話したので有意義な10分になったと思う」といった感想が寄せられたとのこと。
また、10分間のビデオチャットなので、わざわざ面接会場までいく必要がなく、交通費もかからずあいた時間から始められる。そして利用者に特に嬉しいのはビデオチャットをするたびに、4万円の入社ボーナス(※上限は20万円)が入ることだ。Onepairは働く場所を選ぶために行動することを、ある種の労働と捉えている」ため、入社ボーナスの仕組みを設けたという。