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2019.02.25 19:30

多様なバックグラウンドの社会人が考えた、5つのサステナブルな事業アイデアの種




2011年に発生した東日本大震災。2016年に発生した熊本地震。災害大国として知られる日本では有事の備えは極めて重要である。しかし、地震が発生するとガス、電気、水道がストップしてしまいお風呂に入れなくなってしまう。



最初に発表したチーム「ゆるローカル」はそんな状況に目をつけ、チームは地域の活性化をテーマにした事業のアイデアを披露した。

2つめのチーム、「GOOD LIFE SUPPORTERS」のテーマは、親と子どもの教育やクリエイティビティ。学校の勉強に追われてしまいがちな教育過程で、子どもたちの「好き」や「得意」を見つけ、伸ばしてあげる事業アイデアを発表した。

3つめのチーム「チーム動く」は、シェアリングの概念が浸透したことで変わりつつある旅行のあり方に目をつけ、旅と地域課題解決をテーマにしたサービスを発表した。

「いしき」を変えて、キャッシュレス社会の実現を



国別の平均カード保有枚数では世界2位にランクインしているものの、キャッシュレス比率では世界10位となっており、キャッシュレス後進国として知られる日本。キャッシュレス社会を実現させていくにあたって、「私たちの『いしき』を変えることも必要なのではないか」と考えたチームが「ART OF MONEY」だ。

新しい働き方をテーマにしているチーム「YURU」は試験的にスタート可能な企画の特性を生かし、すでに参加企業であるコクヨと運営企業であるAMDで1カ月ほど実証実験を実施。その結果や考察、それらを受けた今後の進め方を中心にプレゼンテーションが行われた。

全5チームの最終プレゼンテーションを終え、幕を閉じた「SOCIAL OUT TOKYO ’18」。しかし、主宰の金山は「ここからが本当のスタート。ゲストからの学びを胸に、ぜひそれぞれの企画に磨きをかけて、形にしていっていただければと思います」と語った。

半年間で芽生えた、5つのサステナブルな事業の種。これが今後どのように育っていくのか。各チームの取り組みの“イマ”も追っていこうと思う。

文=新國翔大 写真=SOCIAL OUT TOKYO

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