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その結果、腕立て伏せを41回以上できた人は10回以下だった人と比べ、その後に心血管疾患を発症するリスクが96%低くなっていたことが分かった。また、このリスクは腕立て伏せの回数が10回以下の人と比べて、11~20回の人の方が64%、21~30回の人の方が84%、31~40回の人の方が75%低くなっていた。

研究チームはさらに、心血管疾患リスクと運動負荷試験の結果の間にみられる関連性が、腕立て伏せテストの結果から推測されるリスクとの関連性とほぼ同様であることを確認した。この結果を受けてチームは、腕立て伏せは「中年男性の機能的健康状態を測定するための簡単で費用のかからない方法になるかもしれない」との見方を示している。

つまり、「ランニングマシンやその他の方法での運動負荷テストを行えない場合、心血管系の健康状態と将来のリスクについて評価するための簡易的な方法として、腕立て伏せテストを行うことができるのではないか」ということだ。

そうできる可能性はある。ただし、この研究は、米インディアナ州に居住し、特定の病院で健康診断を受けた30~40代の男性消防士という非常に限定的なグループを対象にしたものであることを忘れてはならない。

研究結果が示すのは、あなたにできる腕立て伏せの回数が、その他に幾つもある心血管系の健康状態を測る方法のうちの(たった)1つに可能性があるということだ。たった1回の腕立て伏せで体が震え、地面が揺れ始めたとしても、恐れる必要はない。ただ、理由を確認するために病院に行ってみたくはなるかもしれない。

編集=木内涼子

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