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I write about management in its many forms.

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私は常々、ピーター・ドラッガーの有名な「目標による管理(MBO)」を強く信じてきた。MBOはマネジメントのプロセスに厳格さと規律をもたらし、論理性を強めて感情的側面を抑えるとともに、データ主導を高めて論争を起こしにくくする。

私は、目標設定の大切さについて長年にわたり考えてきたのにもかかわらず、ほぼ達成見込みのない目標を設定してしまった。その目標とは、今年は人材マネジメントに関するアドバイスを平日に毎日一つ発信するというものだ。この目標を達成できないことに気づくのにそれほど時間はかからなかった(きっかけは、ある大きな家庭の事情だった)。予想すべきだったことだ。

目標は野心的ながらも達成可能に

これは私の過失だ。私はしくじった。すぐに無理だと分かる目標を公に掲げるなど、経営者らにやってはいけないと自分が説いている行為そのものだ。達成できない目標は設定しないこと。そうすれば、人々のやる気をくじくことになる。

「ストレッチ」目標はひとつの手だ。うまくストレッチできれば、おそらく目標に到達できる。私はこれを、「野心的ながらも達成可能」な目標と呼びたい。

だがそれよりも恐らくもっと大切で、経営者に伝えたいことがある。それは、自分の失敗には責任を取ることだ。身をかわしたり逃げたりせず、言い逃れもしないこと。過ちを認め、全責任を取り、前進する。これは古くからあるマネジメントの格言だが、「手柄は人に与え、責任は自分で取る」こと。

私は今後も、定期的にマネジメントのアドバイスを発信していくつもりだ。何かにつけてスリム化が良しとされる現代ビジネス界で、トレーニングの機会を逃している経営者は多くいるだろうから。

でも、毎日ひとつのアドバイス発信にコミットはできない。他のコミットメントが多すぎて、守ろうとすれば必要以上にクレイジーな人間になってしまうだろう。

過ちを認め、全責任を取り、前進しよう。

編集=遠藤宗生

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