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Creativa Images / shutter stock

アップルやグーグル、フェイスブック──世界を代表する企業を数々生み出してきた、スタートアップの聖地・シリコンバレー。今も数多くの起業家、ユニコーン企業がシリコンバレーから生まれているが、数十年前とは状況が異なってきている。

中国、イスラエル、インド、エストニアなど、さまざまな国から有望な起業家、スタートアップが次々と誕生。世界中で起業家たちはしのぎを削りながら、新たなサービスを展開しているのだ。

進む提携 広がる情報

そんな世界各地で生まれる有望なテックベンチャー企業を発掘し、企業の新規事業や市場開拓、M&Aにつなげることを目的にしたプラットフォームが「SEKAIBOX(セカイボックス)」だ。シェアエックス代表取締役の中川亮を中心に発足、2018年11月にβ版をリリースしている。

SEKAIBOXの運営メンバーは、世界中で開催されているテクノロジー関連の展示会に現地スタッフとして参加・取材し、厳選した企業やプロダクトの情報を収集。主に日本の大企業の所属しているSEKAIBOXの会員に対し、登録内容に合わせて情報を無料配信するサービスを提供している。

リリース直後には、アフリカでスタートアップ投資活動をするLeapfrog Ventures社と提携を結び、2018年12月には、インドでスタートアップリサーチを行うIncubate Advisors Indiaと提携。生きた情報を収集し、日本企業と世界のテックスタートアップの協業を進めるため、シェアエックスは世界中のネットワーク構築に勤しんできた。

そして2019年2月19日、シェアエックスは香港のベンチャー支援機関「LIME香港」とのMOU(基本合意書)を締結したことを発表した。狙いは、中国のベンチャー企業との出会いの促進だ。



現在、SEKAIBOXには約300名の会員が登録している。その中でアジア地域に関心のある会員は80%にのぼる。特に中国は深センを中心に注目を集めているが、まだまだ日本の企業と中国のベンチャー企業の提携を促進するサービスは少ないのが現状。

次世代のファーウェイやテンセントのような企業といち早く出会い、協業することの可能性は計り知れない。今後、SEKAIBOXがますますプラットフォームとしての役割を果たし、理念に掲げる「セカイのビジネスをシームレスにつなげる」を実現してくれることに期待だ。


以下、2019年2月22日10時追記

シェアエックス代表取締役社長の中川亮から、今回の提携に関してコメントがとれたため、記載する。

「数あるベンチャー支援関連企業の中でも、LIME香港は日中企業連携に積極的であり、直接Founderを含めた先方メンバーとお会いしたときも情熱を感じたため、今回のMOU締結に至りました。今後もセカイがシームレスにつながるプラットフォームとしてお役に立てるよう、中国はもちろん、イスラエルやロシア地域も強化しながらアップデートしていきたいと考えています」

文=工藤真由

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