2月13日、一部のインスタグラムユーザーが、フォロワー数が減少していることに気づいた。大手企業や有名インフルエンサーのアカウントのフォロワー数が、急減したことも確認された。
ソーシャルメディアコンサルタントのMatt Navarraの報告によると、ケイティ・ペリーは90万人のフォロワーを失った。トップインフルエンサーであるカイリー・ジェンナーの場合はさらに被害が大きく、トータルで250万フォロワーを失い、現在は1億2600万フォロワーとなっている。
ナイキのアカウントも大幅なフォロワー減となっており、846万フォロワーから835万フォロワーに急減し、110万人のフォロワーを失ったことになる。
ツイッター上にはこの件に関する不満の声もあがったが、フォロワー数の減少は、インスタグラムによる、怪しいアカウントを追放する動きの結果だとの見方も浮上した。インスタグラムでは一部のユーザーが、フォロワー数の水増し行為を行っていることが指摘されていた。
インスタグラムはここ最近になって、フォロワー数やいいねの水増し行為をオファーするアプリと、アカウント情報の共有を行っているユーザーに対し、警告を送付していた。同社は昨年、プラットフォームに悪影響を及ぼす偽アカウントを追放すると述べていた。
その結果、どの程度の数のアカウントが追放されたのかは定かではないが、恐らく100万件単位と考えられる。今回のフォロワー数の急減が、インスタグラムによる浄化作戦の結果なのか、システム上の不具合であるのかは、昨日までの段階では不明だった。
しかし、インスタグラムが正式にバグの発生を認めたことで、今回のフォロワー数の急減がシステム上の不具合であることが確認された。