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フォーブス ジャパン編集部 エディター


ツイッターは「つなぎ役」として使う

──noteを活用するスポーツ選手は、なかなかいないと思います。有料マガジンを始めているのを見て驚きました。

近い将来、本を出版したいんですよ。その文章を用意していて、まずはnoteに投稿してみようと思ったのが、活用のきっかけです。有料マガジンを購読してくれる方からいただく売上は、自分の名前がついた「田中浩康杯」という野球大会の運営資金に充てています。

指導者を目指しているので、「伝え方」という観点から良いトレーニングになるんじゃないか、と。話す力も必要だと思いますが、文章で伝えることもひとつの指導方法になると思っているところです。

──すぐにSNSに順応されていますが、ツイッターを始めるとき炎上の恐怖などなかったのでしょうか?

SNSに対するイメージは頭の中にありましたが、正直言うと、ネガティブなイメージが強かったですね。炎上したらどうしよう、余計なことを言ってしまうのではないか…。そんなことばかり考えていて、最初の頃は恐る恐るの投稿が多かったです。

ただ、ツイッターを活用し始めて2〜3カ月が経って、いまはもうポジティブな要素しか見えていないですね。ツイッターの役目は情報をつなぐ役割として使っていて、打順で言ったら送りバントができる2番を担ってもらっている感じ。そう考えるとスムーズに利用できる印象です。

ツイッターで呟いて、フェイスブックやnoteにつなげていく。投稿する際はメディアとの連携も意識するようにしています。

SNSを使えば、セカンドキャリアも考えやすくなる

──SNS時代になり、アスリートのセカンドキャリアに対する考え方に変化は生じていますか?

セカンドキャリアに対する考えは変わりましたね。僕は引退してから1〜2カ月の間にSNSの力を見せつけられています。野球振興の活動もしやすくなりましたし、何より仕事の依頼がスピーディーですよね。これはSNSのおかげです。

SNSで情報を発信してみて感じるのは、自分のアカウントを「履歴書」として見てくれているということですね。ファンだけでなく、同じ活動をされている方々も僕の投稿を見てくれているので、SNSでの情報発信が仕事につながっていきます。

例えば、先日、台湾の高校生を指導する仕事の動画をSNSにアップしたら、「フィリピンでもお願いします」とコメントをもらえて。そのコメントを見て、野球振興の活動をグローバルに発信できるようになったんだと感じました。SNSのおかげで、引退後のキャリアも形成しやすくなったと思います。

もちろん、不安がないと言ったら嘘になります。ただ、14年間もプロ野球生活をがんばってきたので、自信を持ってセカンドキャリアに臨んでいきたい。いまは、とにかく前向きな気持ちしかないですね。



──最後にセカンドキャリアの描き方に関して、何かアドバイスがあれば教えてください。

僕も成功しているわけではないので、あくまでひとつの考えとして、僕の考えを伝えさせていただきます。例えば、プロ野球選手に関しては、いまは野球振興の活動の幅が広がっているので、SNSを通じて選手が積極的に情報を発信していけば、個の価値も高まっていく。その活動が自然とセカンドキャリアに直接つながっていくと思います。

また現役の頃からSNSを通じて自分の考えを発信しておけば、引退後に自分が何をしたいか考える時間が短くなる。情報を発信して、社会に貢献していく。この活動を積極的に行っていれば、セカンドキャリアも考えやすくなると思います。

写真=小田駿一

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