面接で聞いてはいけない5つの質問

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4. 「なぜ先月、多くの人を解雇されたのですか?」

解雇についてのニュースは決して良い兆候ではない。大きく人員削減をした後でその会社に入社する場合は特にそうだ。

これは妥当な質問で、その詳細を理解しておくべきだ。しかし、採用面接はこの質問を投げ掛けるのに適切なタイミングとは言えない。内定を受けたら、人員削減やその理由、追加の削減が予想されているのかどうかやその他の関連情報について、管理職と率直な会話を交わし理解を深めることができる。

内定を承諾する前に、人員削減がこれからも続くものなのか、一度限りの出来事なのかを理解しておくこと。

5. 「御社の競合はどこだと思われますか?」

面接官に競合について質問するのではなく、企業に対する関心を示し、面接前に調査をしていることが分かるような質問をしよう。競合の状況については、面接前にきちんと調査を行っておくべきだ。その中には主要な競合や相対的な強み・弱み、サプライチェーン、重要な機会や脅威、参入の障壁やその他関連する市場力学などが含まれる。

こうした情報は質問の時間に尋ねるより、面接の中に織り込む方が良い。

面接中に尋ねることができる3つの質問

ここでは、採用面接中に尋ねることができる3つの質問例と、その質問をするメリットを紹介する。

1. 「御社の企業文化の最も良いところは何ですか?」

・企業文化への関心を示せる
・その企業を他社と差別化する重要な価値を理解できる
・企業の理念と価値提供について学びを深められる

2. 「異なる部署間の協働はどれほど奨励されていますか?」

・協働が社内で奨励されているかどうかを見極められる
・協働が従業員や顧客への価値創造にどのように貢献するのかを学べる
・面接官が、理解を深めるための具体的な例を共有できるかどうか見ることができる

3. 「採用する人には、今後半年から1年で何を達成してほしいと考えていますか?」

・応募中のポジションに対する面接官の目標を理解できる
・期待値を理解できる
・役割についての具体的な質問をすることで、その仕事に関する見識を得ることができ、かつ自分に長期的な視点で考える能力があることを示せる

翻訳・編集=出田静

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