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金融女子コスプレイヤーから見た「世界」


周りが馬鹿にしても、認めなくても、「辞めない」

でも実際は、コスプレを今まで辞めなかった。

10年近くの間、自分の周りの多くの人が価値を認めず、普通じゃない、子供っぽい、変だとすら言っても、コスプレを止めなかった。

よく考えてみると、人生で、周りの人が反対しても、それでも続けたいと思える物事は、そこまで数多くあるだろうか。

それこそが、自分が心の底から愛していることではないだろうか?

人が馬鹿にしたから、流行らなくなったから辞めようと思うのは、自分がワクワクするからやるのではなく、結局は周りを意識しつつ他人軸でやっているからではないだろうか。

「大人になってまで夢を見ちゃって」

この言葉もよく耳にしたが、そもそも、「大人になる」とはどういうことか。

子供の頃の筆者は、自分が世の中の平均と比べて変わっている部分やおかしな部分が全て平準化されることで「大人になる」のだと思っていた。

筆者のケースで言うと、好奇心のままにロシアやイスラエル等の自分にとって未知の国々に一人で行くのをやめ、良い年になったらコスプレも作曲活動もやめ、大人に相応しいテンプレ的な服とメイクで金融界の中でキャリアを積む…という、今の世の中で標準偏差に寄り、かつ社会的評価が高い行動を踏襲し続けることだったのかもしれない。

でも、本当にそうなのだろうか?そもそも社会って何?大人って?と思った瞬間があった。

「大人になる」「ちゃんとする」──そういった言葉は、実に曖昧だ。

社会の評価基準は、いずれ変わる

筆者のような人間は、少し前の時代だと完全に頭がおかしい人だったかもしれない。だけど時代が変化すると、社会の評価基準も一気に変わる。

上記のコスプレ然り。10年前には全く理解されなかった根暗な変人とも言われかねない趣味が、今では「クールジャパン」だ。今の時代がやってきて本当に良かった。

周りが馬鹿にしても、反対しても、自分がワクワクすることなら、人生で絶対に一度はやるべきではないか?そんな物事は人の人生に数多く存在しないし、周りの評価や価値観は5年で一気に変わるのだから。

とはいえ、社会に出て色々なものを背負い、責任ある立場になればなるほど、社会での立ち位置を意識せざるを得ず、言うは易し行うは難しな事は多い。

でもだからこそ、ふと日々に疲れて疑問を感じた瞬間に、一旦全てを忘れ「自分の心からのワクワク」について考えてみるだけでも、その後の自分が選び取る未来は確実に変わるのではないか。

文=Atsuko Sakai

レゴ
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