周囲から嫌われず、仕事を穏便に辞める方法

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上司に対し冷静に、そして礼儀正しく、自分が新しい仕事の内定を受け入れたことを伝える。「今までしていただいたこと全てに感謝しています。本当に素晴らしい経験でした。多くのことを学ばせていただきました」と言う。それから「積極的に転職活動をしていたわけではないのですが、この仕事が目に留まりました。確認してみると、キャリアの次のステップとして自分にぴったりだということが分かりました」と続ける。

人事部から退職時面談を設定されたら、誰かを非難したりネガティブなことを言ったりするのは避けよう。上司に言ったことを反復し、礼儀正しく誠実な態度を保つこと。目標は、友好的な状態で会社を後にすること。関係を断つことになってしまう恐れのある落とし穴は避けること。

上司と話すときは、曖昧な態度は避ける。自分は引き留められると相手に思わせてしまうからだ。会社にとっては、新たな人材を一から探すより、現在雇っている人に少し金をまいた方が楽だ。こうした対案がうまく行くことはほとんどなく、あなたは金をせがむ裏切り者として見られるようになるだろう。

迷いを見せると、上司はさらに上の幹部までを巻き込み、あなたが会社に残るようにプレッシャーや罪悪感、インセンティブを与え続けるだろう。上司に対案を持ちかけられたら「引き留めようとしてくださっていることには感謝しますが、新しい仕事は私にとってぴったりです。私の今後の幸運を祈っていただけますか? 後任の方の採用は喜んで手伝いますし、退職後も必要であればその方の支援をします」と言う。

他の人に退職を伝え始めたら、新しい仕事を自慢したり、ネガティブなことを言ったりすることは避けよう。目標は、ポジティブな雰囲気で友好的に退職し、キャリアを通じてあらゆる人との関係を維持することだ。

編集=遠藤宗生

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