3. 長文の愚痴メール
メール1通の中に長文を入れられるからといって、それをすべきだというわけではない。同僚のレナタはこの点を理解していない。上司がムカつく、同僚が仕事をしない、部下がほぼ毎日遅刻する、母親が愚痴ばかり言う(!)、恋人がせっかく買った高価なプレゼントを気に入ってくれない──といった長ったらしいメールをあなたに送ってくる。
ちなみにこれは1段落目の話題で、メールはまだまだ続く。ロシア文学ばりの長いメールにざっと目を通すと、最後に一言「どう思う?」とある。
多くの人と同様、レナタは自分の問題で頭がいっぱいで、このような長文の愚痴メールが読み手にとって迷惑かもしれないことに気づかない。こうした内容は同僚や友人に言うことではなく、そういった話を聞くことで金を受け取るセラピストに打ち明けることだ。
メールに返信して、「大変そうだね。週末にでも電話か直接会って話そう」と簡単に伝えることもできる。あるいは、私がこうしたメールを受けた時にするように、無視することもできる。
結論
あなたは同僚や友人が自分の問題を投げ捨てるごみ箱ではない。可能な時に共感するのは大切だが、投げ渡される問題全てを解決しなければと思う必要はない。
ポイント
あなたは、あらゆる人に対して常に(もしくは時々でも)全てのことをしてはあげられない。自分が持つ真の義務は何かをはっきりさせること。それを踏まえて、毎日の貴重な時間の過ごし方を決めよう。
優れたリーダーは賢く時間を使うもので、全てのメールに返事しなければいけないとは感じない。