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例えば、バラク・オバマ前大統領を支持するダン・ファイファー(元上級顧問)は、シュルツが独立系の候補として立候補することを「生半可な考え方」だとツイート。民主党ワシントン州支部は、「ハワード、やめて!」と殴り書きしたスターバックスの紙コップの写真をツイッターに投稿した。

「シュルツ候補」への期待

ただ、今のところ筆者は、シュルツの主張を聞いてみたいと考えている。先ごろ出演したCBSの番組「60ミニッツ」での以下の発言が、政治家の選挙運動に疲れた国民の共感を得ると思われるためだ。

「私たちは最も不安定な時代に生きている。(トランプ)大統領には大統領である資格がないだけでなく、(民主・共和)両党がどちらも、米国民のために必要なことをせず、来る日も来る日も復讐の政治をしているためだ」

また、シュルツが2年前、そしてスターバックスの会長を退任した直後に示した「民主党内で左派寄りの意見が強まっていることを懸念している」との考えを変えていないのであれば、さらに彼の話に耳を傾け続けたいと思える。

シュルツは民主党が支持する単一支払者制度による医療保険や雇用政策について、「これらに必要な資金をどう準備するのか?」と財源を疑問視している。

一方、米国とその将来世代が負担することになる21兆ドル以上の債務については、米国が国内で直面する最大の脅威だと指摘。次のように述べている。

「ここから抜け出すための唯一の方法として、私たちは経済を成長させなければならない──私の考えでは、4%以上だ。それができてから、給付金制度などを検討すべきだ」

シュルツがこうした考えを変えず、2020年秋までにけん引力となる何らかの力(10%前後の支持率など)を得ることができたなら、ぜひ民主・共和両党の候補と並んで、大統領選に向けての討論会に臨んでほしいものだ。

2016年には、3回にわたって行われたトランプとクリントンのテレビ討論会の視聴者数は、過去最多の約2億5900万人に上った。同じステージに「破壊者」が立つことになれば、どれだけ良い番組になるだろうか。想像してみてほしい。

編集=木内涼子

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