米国で男性「パワーショッパー」が増加、女性より買い物好きに?

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Untuckit (アンタックイット)やBonobos(ボノボス)、Lululemon(ルルレモン)、Gapなどの小売業者やブランドは、男性向けに幅広い商品を取りそろえたことで成功を収めている。

Gapは女性向けアスレジャーブランドのAthleta(アスレタ)に加え、男性向けのHill City(ヒルシティ)シリーズを発売。オフィスにも着ていかれるスマートカジュアルな衣類も提供する。

小売業者にとっての成功の鍵は、顧客を中心に考えることだ。絶えず進化し続ける同業界においては、顧客のニーズに応え、顧客の買い物行動の変化に前向きに対応することが重要だ。

一方、消費者の購買行動と直接関連しているのが、消費者信頼感だ。米CNBCによると、2018年のホリデーシーズンの販売は、史上まれに見る好調を記録した。マスターカードの消費者動向分析レポート「SpendingPulse(スペンディング・パルス)」によれば、米国の小売業者の売上高は昨年11月1日からクリスマス・イブまでの売上高は、前年比5.1%増加。男性の買い物が増加していることも影響を及ぼしたという。

小売業者やブランドは男性の「パワーショッパー」(買い物好きでどこで買うべきかを知っている人)が増加傾向にあることを、商品展開や消費者へのメッセージに関する戦略に活用することができる。

こうした中で各社は今後、どのようにすればこうした変化に乗り遅れることなく、男性客と彼らの忠誠心を獲得していくことができるだろうか。

編集=木内涼子

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