I write about how retailers can determine what customers really want.

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米国では女性と比べ、男性の買い物行動に大幅な変化がみられる。小売業界が専門の調査会社ファースト・インサイトの調査によれば、驚くことにオンラインでも従来の小売チャネルでも、男性の方が女性より頻繁に買い物をしているという。

小売業者はいま、買い物は主に女性がするものだという考えを捨てる必要に迫られている。男性買い物客の声に注意を向け、彼らの期待に応えるために努力することが重要だ。

男性の方が「現実的」

ジャーナル・オブ・リテイリングに発表された調査結果によると、顧客が買い物をする動機には主に、以下の2つがある。

・実用のため:役に立つものや実用的なもののために買い物をする。何かをするために買い物をする

・幸福感のため:買い物は楽しむことと関連している。買い物が好きで買い物をする

調査結果によれば、男性の多くは必要なものを購入し、女性の多くは楽しみとして買い物をする傾向がある。また、男性はモバイルデバイスを使用して価格を調べてから買い物をする人が多い。調査では、実際に買い物をする前に米アマゾン・ドット・コムで値段を調べる人の割合は、女性が63%、男性が69%との結果が示された。

さらに、モバイルショッピングをする男性が急増しており、利用する人の割合は女性とほぼ同じになっている。調査でモバイルショッピングを「していない」(購入回数が月に1回以下)と回答した男性の割合は昨年、2017年の48%から18%へと大幅に減少した。

また、スマートスピーカーを所有している男性の70%は製品や価格について調べるためにこのデバイスを使用している。一方、女性の利用率は46%となっている。買い物に対する男性の関心が高まる中で、小売業者やブランドは、男性向けの商品を適正な価格で提供する必要がある。

「カジュアル志向」も影響か

最近では、男性の服装は誰でも「ほぼ同じ」ではない。さまざまなスタイルに需要がある。より多くの男性たちが自分で買い物をし、自分のスタイルを表現するようになっている。ロイター通信は、よりカジュアルな衣類を好む男性の増加が売上高の増加につながっていると報じている。

編集=木内涼子

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