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資産額でシュルツはトランプを3億ドル上回る

一方でトランプは、2016年の大統領選の最中においても彼のビジネス上の利益の追求を継続していた。トランプは今から約2カ月前にこう述べていた。「ビジネス上の機会を、みすみす逃すような動きが、適切だとは思えなかった」

大統領選に勝利した後、トランプは彼が運営する企業から離れる意向を示し、「大統領の任務のほうがビジネスより、はるかに重要だ。提出書類からも、私が事業運営から身を引いたことは明らかだ」とツイートした。

しかし、その後の取材により、トランプが彼の不動産事業の実質的オーナーであり続け、日々の業務は彼の息子のドナルド・トランプ・ジュニアや、エリックらが引き継いでいたことが明らかになっていた。

シュルツもトランプと同様に、実業界での経験が大統領としての任務に役立つと考えている。「自分は決して、賢い人間ではないという実感がある。難しい決断を下すにあたっては、常に自分より優れた人々の意見に耳を傾けてきた。そのプロセスを通じ、最良の判断を行ってきた」とシュルツは話した。

それでも、シュルツが実業界で得てきた経験が、ドナルド・トランプとは違った形の、リーダーシップを米国にもたらそうとしていることは確かだ。共和党全国大会で、かつてトランプはこのように述べた。「私一人で、この問題を解決できる」

ドナルド・トランプの現在の資産額はフォーブルのリアルタイム・ビリオネアランキングのデータで、31億ドルとされている。一方、シュルツの総資産額は34億ドルだ。シュルツの資産額は米国史上最も裕福な大統領であるトランプのそれを、3億ドル上回っている。

元スターバックス会長のシュルツは、選挙戦に向けて、数億ドルを支出する用意があると述べた。60 Minutesの記者の問いかけにシュルツはこう述べた。「私達の陣営は、必要な資金を十分投じる用意がある」 

記者が「3億ドルから5億ドルの資金が必要になったとして、それがあなたの決断に影響を与える可能性はあるか?」と尋ねたところ、シュルツは「ノー」と答えた。

編集=上田裕資

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