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サンディエゴ・パドレスでフロントを務める斎藤隆

2018年12月10日に開催された「スモール・ジャイアンツ アワード」。ともするとノミネートした7社以上に恵比寿の会場を盛り上げたのは、サンディエゴ・パドレスでフロントを務める斎藤隆だ。ここでは、メジャー流の組織づくりの一端を紹介しよう(2019年1月25日発売の誌面と合わせてお読み頂きたい)。


プロ野球を現役引退して、コーチや監督に就任したり、あるいは飲食店を始めたりする例は数あれど、「球団経営の勉強をしたい」と海を渡ったケースは他にないだろう。

国内外7球団を渡り歩き、日本一を2回、メジャーでは2度の地区優勝を経験した斎藤隆は、2015年にサンディエゴ・パドレスのフロント入りした。最初は無休のインターンとして門戸を叩き、現在は、同球団のベースボールオペレーションアドバイザー兼パシフィックリムアドバイザーとして、日米を行き来する。

斎藤は日本国内で、多くの中小企業経営者に会い、熱心に経営について勉強している。

その斎藤隆に参加してもらったのが、Forbes JAPAN3月号(1月25日発売)の「スモール・ジャイアンツ2019」特集でグランプリを決定したリアルイベントだ。

この特集は「未来をつくる本当に価値ある企業を探そう!」をテーマに、会社の規模はスモールでも、価値や影響力はジャイアンツを見出そうというものだ。初の試みとして昨年12月10日、恵比寿の会場でBEST7に選ばれたスモール・ジャイアンツを、200人の読者、審査員とともに、投票で大賞を選び、各賞を発表した。

BEST7のユニークな企業のルポは、1月25日発売号の誌面で紹介するとして、今回はゲストとしてトークセッションに登場した斎藤隆の話を3回に分けて紹介しよう。

リーダーシップとは「統率」ではない

まず1回目のテーマは、「プレーヤー全員にリーダーの資質がある」。経営者や管理職なら誰しも一度は悩むリーダーシップだが、2006年、36歳でロサンゼルス・ドジャースに入団した斎藤は、「リーダーシップ」の考え方に驚いたという。

小学生の時から野球を始め、甲子園出場、大学時代は日米野球に選抜され、プロ入り後は、最多奪三振、日本シリーズ最優秀選手賞と、野球のエリートコースを歩いてきた。しかし、「リーダー」とは、全員をぐいぐい引っ張る人と思っていたという。

文=藤吉雅春

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