本物の愛を伝えるルビーチョコレートが「義理チョコ」文化を変える?

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2018年は「日本は、義理チョコをやめよう」というゴディバの広告が話題になった。
 
「その日が休日だと、内心ホッとするという女性がいます。なぜなら、義理チョコを誰にあげるかを考えたり、準備をしたりするのがあまりにもタイヘンだから、というのです。

気を使う。お金も使う。でも自分からはやめづらい。それが毎年もどかしい、というのです。それはこの国の女性たちをずっと見てきた私たちゴディバも、肌で感じてきたこと(以下省略)」
 
ゴディバジャパン代表取締役社長ジェローム・シュシャンのメッセージが綴られた広告が、日本経済新聞に掲載された。
 
第4のチョコレート「ルビーチョコレート」
 
2月14日が近付くと、毎年のようにバレンタインデーに関連する話題が上がるが、今年は第4のチョコレート「ルビーチョコレート」が注目を集めている。
 
ルビーチョコレートは、スイスのバリー・カレボーが10年以上の歳月を経て開発に成功したもの。ダーク、ミルク、ホワイトに次ぐ、第4のカテゴリーとして誕生した、約80年ぶりのチョコレートの新フレーバーだ。
 
ピンク色のいちご味のチョコレートとは違い、着色料や香料を使用しない。カカオ豆内に存在する赤い色素とフルーティーな酸味を引き出す加工法によって形となった。
 
2018年10月からは、バリー・カレボージャパンよりプロフェッショナル向けに開発されたルビーチョコレート「カレボー(R)ルビーチョコレートRB1」の販売がスタート。
 
今年のサロン・デュ・ショコラでも、英国王室御用達の老舗ブランド「プレスタ」や、「ワールド チョコレートマスターズ 世界大会」など数々の受賞歴を持つ「ナオミミズノ」、バルセロナに本店を構える「カカオサンパカ」など、世界各国のブランドがルビーチョコレートを用いた新作を発表している。

バリー・カレボーは、バレンタインデーに向けて「ルビーチョコレートで大切な人との愛を共有してほしい」という思いから、さまざまなブランドとコラボしたという。「義理」ではなく、本物の愛を伝えるための新たなアイテムとして日本に根付くだろうか。

文=守屋美佳

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