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こうした発見は全て筋が通っている。男性は積極的にポートフォリオを管理する自分の能力に自信を持ち過ぎてしまうことが多い。それにより、偶然の結果を実際よりもうまく制御できていると信じ込む「コントロールの幻想」にはまりやすい。この考え方は、取引のし過ぎや高い取引費用につながり、成績を下げてしまうことが多い。

もう一つの要素は、市場の勢いの変化に対する反応の違いだ。損益に対する反応は投資家によって違うが、自信過剰な投資家は、良い時期にはさらに高い利益を上げるため多く買いたがり、逆に厳しい時期には将来の損失を防ぐため多く売りたがることが多い。

しかし、“何かしたい”と感じること、あるいは自分の能力に自信を持ち過ぎていることだけを理由に売り買いを行うと、長期的な成績は確実に標準以下となる。男性は概して、こうした衝動的な行動に出てしまうことが多い。

上記の調査とワイスから学ぶこと

ワイスのニュースレター「Investment Quarterly Trends(投資四半期動向)」は30年以上にわたり、プラス11.2%の平均年間利益を実現する助言を授けてきた。彼女のポートフォリオは、同時期の市場の利益率9.8%よりも高く、安定していた。

ワイスは、一体どのようにしてこれを実現したのか? 彼女は自身の投資ルールを持ち、それに厳格に従ったのだ。

例えば、過去の平均配当利回り以上を達成しない株は買わなかったし、過去12年間の配当増加率が10%以上であることも条件としていた。また、1株当たり利益の20倍以下で取引し、負債が時価総額の50%以下の企業のみを使うなど、他にも多くの要件がある。

ワイスが、自信過剰や感情的な反応によって投資決定を下したことは一度もない。

ワイスが使ったような具体的な投資指針がない場合、最高の指針はおそらく「自分の知らないことを知ること」だろう。これこそおそらく、女性の方が男性より投資に優れている理由だ。

翻訳・編集=出田静

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