Close RECOMMEND

フォーブス ジャパン編集部 エディター

グローバルにおける日本の戦い方について話す、m-floのVERBALと☆Taku Takahashi

2018年11月27日、虎ノ門ヒルズで開催されたカンファレンス「PR3.0」に登壇した、m-floのVERBALと☆Taku  Takahashi。前編では「日本と海外の違い」について語られた。後編では、グローバルにおける日本の戦い方について言及した。

昨今、海外の音楽市場はK-POPがブームを席巻しているが、日本はどのようなスタンスで臨むべきなのか?


オタクはリア充でイケてる!?

本田:先ほどの☆Takuさんの話、すごく示唆に富んでいますね。ローカライズはすごく大事なことでもあるのですが、ローカライズしすぎても良くない。興味を持ってもらえたポイントを壊してしまうようなローカライズをしても意味がない。

これについてVERBALさんはどう思いますか?

VERBAL:さきほどの発信者と受信者の話に戻ってしまうのですが、今のTakuの話で僕も興味深かったのが、Takuが海外に行って体験した日本のイメージに対して誤差があった。

☆Takuが言ってたことで、今でも鮮明で覚えているのが、「オタクってアメリカではリア充でイケてるんだよ」という言葉です。

コスプレもするし、アニメも好きなんですけど、ちゃんと遊びに行ったり、クラブミュージックを聴いたり、すごく楽しみながら仕事もバリバリやっている。そんな人たちが4日間で12万人が参加する大規模なアニメコンベンションに来て、「日本ってこうなんでしょ」「こうだよね、日本って」「ガンダムってこうだよね」と盛り上がっている。

本田:オタクというか、こだわりが強い人たちみたいなものなんですかね。

☆Taku:熱量が高い、そしてマニア気質。日本のオタクとはちょっと違うんですよね。例えば、普通に日本でコミケなどに行くと、コスプレして華やかな感じもありますが、来てる人たちは同人誌をバーッと見て、「何買った?」って端っこで話して家に帰る。

一方、アメリカの場合は、昼はブースで売ってるものをチェックして、夜はパーティーに参加するんです。また、アメリカではアニメ好きな人がクラスに必ずいるわけではないので、同じものが好きな人たちが集まると、「お前もあれ好きなんだ。イェーイ!」みたいな感じで、みんなハイタッチしてます。


モデレーターを務めた、ブルーカレント・ジャパンの本田哲也

VERBAL:日本が世界から注目されている理由は、「職人の集まり」だからだと思っています。オタクもアニメに特化した、またはそういったカルチャーに特化したマニア、職人なんですよね。ファッションもそうですけど、日本から世界に発信しているブランドはたくさんあって、日本独自のやり方で、裏原宿ムーブメントなども出来上がっている。

服の生産に関しても、岡山はデニムの生産地で、ルイ・ヴィトンやラルフ・ローレン、ヴァレンチノが、わざわざ岡山まで来てデニムをつくる。また、メガネの聖地・福井県鯖江市にはディオールがサングラスをつくりに来る。日本は職人が多いので、やっぱりオタクもそうだと思うんですよね。

☆Taku:つくる職人もそうですし、セレクトする職人も日本って多いですよね。それこそ日本の国宝の数多くは海外から集めたもの。それは日本がダメだ、ということではなく、昔から千利休など、いろんな人たちが「良いものはこれだ」って目利きできる能力を持っていたということです。あとは、今あるものをもっとよくする「リファイン能力」が高い。

文=新國翔大 写真=PR Table提供

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい