ビジネス

2019.01.21

ホームランしか狙わない「次のユニコーン」

和田圭祐(左)名越達彦(右)


名越:今後は、電力業界の様々な大きな企業と共同事業を広げていきながら、独自のプラットフォーム展開をしていきたい。

最初は、APIを数多く用意して使ってもらおうとインターネットサービス的に考えていましたが、エネルギー市場では大きなプレイヤーたちとしっかり手を組んで事業を描き切ることまでしないと、新しい価値は生み出せない。そのラストワンマイルを提供するのが、パネイルならではの価値。

「初心を忘れないでください」と和田さんから言われ続けている言葉を忘れずにいたいです。

和田:はじめてお会いした際に感じた「ハングリーさ」をずっと貫いてほしいです。この2年半の急成長はあまり見たことがありません。この成長スピードや実績は、次のユニコーン候補として十分に資格があると思うので、今後のスタートアップのお手本になるように会社を進化させ続けてほしいですね。


和田圭祐◎インキュベイトファンド ゼネラルパートナー。京都大学経済学部卒業後、2004年フューチャーベンチャーキャピタル入社、06年サイバーエージェント、07年シード期に特化したVCであるセレネベンチャーズの開業を経て、10年のインキュベイトファンドを創業。主な投資先は、ポケラボ、コインチェック、パネイル、Creww、meleapなど。

名越達彦◎パネイル 代表取締役社長。東京工業大学工学部開発システム工学科卒業。在学中、鳥人間コンテスト人力プロペラ機部門に出場。チーム初の優勝に貢献。ディー・エヌ・エーにおいて、営業、人事、マーケティング、エンジニアリングなど幅広い業務に従事。その後、IT企業事業開発室長を経て2012年パネイルを創業し、現在に至る。

文=山本智之 写真=平岩 享

この記事は 「Forbes JAPAN 日本の起業家」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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