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2019.01.20

経済的ピンチを乗り切る3つの方法 アメリカ労働者の8割は「その日暮らし」

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求人求職サイト「キャリアビルダー」(CareerBuilder)の調査から、アメリカの労働者の78%が「その日暮らし」(次の給料日が出るまでに給料を使い切ってしまうこと)をしていることが明らかになった。

この割合をさらに大きくしかねないのが、2018年12月22日(現地時間)からのアメリカ連邦政府の封鎖だ。これにより、80万人を超える連邦政府職員が給与を受け取れない事態となっている。

経済的なピンチに陥ったとき、どう対処すればいいのだろうか。いざというときの心構えと、自分の経済事情を改善するための方法を説明しよう。

その日暮らしを送る

有名求人求職サイトのキャリアビルダーが2017年に行った調査から、借金や金銭管理、日々のやりくりに関連した驚くような数字が明らかになった。

調査でわかったのは以下の通り。

・年収が10万ドル(約1092万円)以上の労働者のほぼ10人に1人が、次の給料日が出るまでに給料を使い切っている。

・毎月の貯金額がゼロという労働者が、4人中1人以上いる。

・労働者のほぼ4人に3人が、借金があると回答。半分以上は、つねに借金を抱えることになるだろうと考えている。

・最低賃金をもらう人の半数以上が、生計を立てるために仕事をかけ持ちしなければならないと回答。

・年収が5万ドル(約546万円)から9万9999ドル(約1092万円)の人の28%は、たいてい、あるいは常に、次の給料日が出るまでに給料を使い切っている。また、70%は借金がある。

この調査ではさらに、回答者であるフルタイム労働者およそ3500人のうち、給与を計画的に使っている人は32%で、毎月の貯蓄額が「100ドルかそれ未満」の人は56%ということも明らかになった。

では、経済的に苦しい時期を乗り切るうえでのベストな戦略とは何なのだろうか。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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