1. 緊急用資金を蓄え始める
経済的に困窮する前に、まずは緊急用資金を貯め始めよう。いざというときのお金を貯めるなら、今だ。
連邦政府職員の多くは、政府が閉鎖され、しかも閉鎖がこれほど長期に及ぶとは予想していなかった。その結果、多くの連邦職員が、家賃や住宅ローンの支払いが滞っている。さらに、仕事を辞めようかと考えている人もいる。
政府封鎖であれ、予期せぬ医療費や、住宅や自動車の修理費であれ、果ては失業であれ、自分がいつ経済的に逼迫した状態に陥るかはわからない。
今すぐお金を蓄え始めて、経済的基盤を固めよう。
緊急用資金として、できれば最低6カ月から9カ月(あるいはそれ以上)暮らしていけるだけの現金を用意し、不意の出費に備えよう。また、生活費と混同しないよう、緊急用資金は別の銀行口座に入れておこう。
2. 副業を始める
金銭的に苦しいのであれば、すでに仕事をいくつかかけ持ちしているかもしれない。その場合は、さらに副業を持つなんて無理だと思うかもしれない。
けれども、インターネットには新しい副業のチャンスが無数に転がっている。副業で今よりも多く稼げるようになって、フルタイムの仕事につながる場合もあるだろう。
実際、年間20万ドル(約2184万円)から30万ドル(約3276万円)も稼ぐフリーランスのコピーライターやナレーター、ウェブ開発者がいる。彼らは、コピーライティングや吹替、ウェブデザインの才能を活かしてビジネスを始め、それを拡大させている。
あなたにだって同じことができる。
3. クレジットカードの借金を一本化する
アメリカでは、クレジットカードの借金が総額1兆ドルに膨らみ、問題となっている。
クレジットカードで借金をしている人は多い。おまけに、クレジットカードによる借金は高くつく。金利が、住宅ローンや自動車ローン、学費ローンに比べて高いからだ。場合によっては、クレジットカードの借金に課せられる金利が、住宅ローンと自動車ローン、学生ローンを「全部合わせた」金利より高いこともある。
クレジットカードの借金にかかるコストを減らす最も賢い方法は、それらを個人ローンとして一本化することだ。これは、クレジットカードのおまとめローン(credit card consolidation loan)とも呼ばれている。そうやって節約した利子は、緊急用資金の貯蓄に充てたり、学生ローンを返済したり、老後の資金に回したりできる。
クレジットカードの借金をまとめられる評判のいいオンライン貸付サービスがいくつかあり、今より低い金利で利用できるかもしれない。クレジット(信用)スコアが高い人は特に、個人ローンの金利を6%から7%に抑えられる可能性もある。クレジットカードの金利が2桁になりうることを思えば、かなりお得だ。
こちらのクレジットカードおまとめシミュレーターを使えば、借金をまとめるとどのくらい節約できるかがわかるので、ぜひ利用してほしい。