翌日の計画に毎日15分を費やすべき理由

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あなたにとって最も価値のある資産は何だろう? 私にとっては時間だ。しかし私は昨年まで、自分の時間をどのように使うか戦略を立てたことはなかった。時間がこれほど重要なのに、心の中で固まった時間の概念を明確に把握していなかったのは信じられないことだ。

戦略を立てれば、時間を見つけ、確保することができる。時間に封をして取っておくことはまだできないが、生活をより充実させるはできる。戦略を持てば何百万秒もの時間を節約し分単位に変えられるのに、私はそれに気づいたことも、意識的に考えたこともなかった。

こうして無駄にしたり、気づかないうちに過ぎ去ってしまったりした数秒の時間は、その時点ではあまり重要に思えないかもしれない。私が共同創業者であるカレンダー・ドットコムがカレンダーの分析機能を開発していたとき、私は自分がどこでどのように時間を使っていたのかを目の当たりにした。そこで私は、実は時間の無駄だった人やタスクに時間をかけていたという悲しい現実に気付いたのだ。

節約した秒数を合わせて娘の発表会に出席する時間を作れるのであれば、この秒数は意義あるものだ。あるいは、同僚の授賞式に出席したり、祖母の誕生日会に顔を出したりできるかもしれない。こうして数秒を節約することで、自分だけでなく多くの人の人生が豊かになることだろう。

私は最近、毎日の終わりに15分かけて次の日の計画を立てる習慣を始めた。ここでは、これを通して私が得た5つの気づきを共有する。

1. 朝一で仕事に取り掛かれる

私は午前中に一番いい仕事ができるタイプだが、以前はオフィスに着いてから仕事の準備を整えるまでに長時間かかっていた。コーヒーを取りに行き、同僚にあいさつし、受信メールの確認に追われていたのだ。

今はオフィスに到着してすぐ、重要なタスクに取り組んでいる。こうした仕事の多くは昼食までには終わっているため、毎日欠かさずに違いを生む仕事ができる。朝早くから始動することで、仕事をより客観的に見られる。

これにより、メール対応などの頭を使わない仕事の山に埋もれなくて済むようになる。何よりも良いのは、自分が遅れていると感じて焦ったりせずに、その日の仕事をスムーズに終わらせられることだ。
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編集=遠藤宗生

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