翌日の計画に毎日15分を費やすべき理由

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2. その日の全体像を可視化できる

1日をバラバラの瞬間としてではなく、まとまりのある一つのものとして見ると、1つのタスクにどれほど時間がかかるかの見積もりが間違っていることに気づく。スケジュール帳を見れば、ある予定にどれくらいの時間が余裕として必要なのかが分かるはずだ。

スケジュール帳を見ることで、気づいていなかったが実は準備時間が必要な仕事を把握することができる。こうして計画の時間を少し持つことで、翌朝は早めに出社しなければ大変になると気づけるのだ。

3. 重要なことを優先できる

時間をしっかり確保しておかなければ、会社にとって最も重要なことより自分が好きなことに取り組んでしまうかもしれない。時間管理の失敗は、コストにつながるのだ。さらには、これまで達成に向けて努力してきた目標に、望む期間内に到達できなくなるかもしれない。

4. どこで時間を節約できるかが分かる

私は人を助けるのが好きなので、本来なら断るべきことを引き受けてしまいがちだ。次の日のスケジュールを見ると、本当は無理やりにでも断らなければならない予定が入っていることがある。その場合は手短に電子メールを書き「これは私なしでも対応できると思います」や「出席できません」などと伝えればよい。こうすれば、何時間も一気に節約できることがある。

私はこうして計画を立てることで、ただある程度の価値があるものではなく、長期的な価値が大きいものを選んで予定に入れられるようになった。

5. 精神の強さや決意が上がる

1日の終わりに次の日の計画を立てれば、職場をいくらかリラックした状態で去ることができ、徹夜して全てを終わらせなければならないと感じることがない。また、予定を整理することで、生活における多くのストレスが緩和されることも学んだ。私は以前よりも用意周到になり、スケジュールミスも格段に減っている。(同時に2つ以上の予定を入れてしまったことがある人ならば、会議開始後10分たってから自分が誰かをがっかりさせてしまったことに気づいたときの罪悪感が分かるはずだ)

最初は、翌日の計画に15分を使うことなんて無理だと感じるかもしれないが、私を信じて試してほしい。スケジュール帳は、今や私の友達だ。皆さんにも、自分は多くの人ができない「時間を制覇した」のだという自信を持って明日を迎える気分を、ぜひ味わってほしい。

編集=遠藤宗生

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