元新聞記者のダイバーシティ・レポート


「子連れ出勤は子どもの発達段階による」

子どもを見ながら仕事できるか、も難しい問題です。ITの進化で場所や時間を選ばずにできる仕事が増え、在宅ワークが認められてありがたい人も多いでしょう。けれど実際、傍らの子どもに気を配りつつ仕事をするのは神経を使います。子連れ出勤した場合、職場で動き回る子どもを見ながらの仕事になるかもしれません。

在宅ワークやフレックス勤務ができても、会議などの出席は必要です。そういった働き方をしている2人からは「子連れ出勤は子どもの発達段階による」という意見を聞きました。

Hさん(2児の母)は、「赤ちゃんを職場に連れてくると周りも気を遣うし、ママにも赤ちゃんにも負担がかかる。電話やスカイプ会議もできますし、連れて来なくてすむ方法を探ります。ある程度育って、職場で待っていられるならいいのでは」といいます。

「いざとなったら連れて行ける」精神的に安定

「職場でおむつ替えや授乳の場所をすぐには整備できない」というIさん(3児の母)は、「家が遠い場合、夜遅くに電車に乗せるのはかわいそう。小学生以上なら子連れ出勤も可能。子連れ出勤が可能な選択肢があれば、実際は連れて行かなくても、いざとなったら連れて行けると思えて精神的な安定にはなる」と本音を語ってくれました。

取材した結果、子連れ出勤で解決することもありますが、まず以下のようなサポートが必要だと思いました。

1. 子どもにとって大切な居場所であり、保護者も安心の保育園に入れる。小学生なら放課後を過ごす学童保育に入れる
2. 子どもが病気したら保護者が在宅ワークを選択できる。または助成を得て病児保育が利用できる

1、2が整った上で子連れ出勤が可能であれば、親子のためのセーフティネットが構築され、仕事と子育てがしやすい環境になります。同時に子連れ出勤を実現する際は、保護者が子どもの成長段階や状況を判断し、同僚の理解を得るということも求められます。

文=なかのかおり

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