繋がりの強さやシンクロ率を高めるサービスが求められる
今後、『時間の重なり』の次に『位置の重なり』、そして物理的状況の次に『心理的状況の重なり』をアプリケーションで表現することで、TIMEPACKを魔法のように相互理解が深められるアプリにしていく予定とのこと。
すでに、奈良県との共同プロジェクトで「プライバシーを考慮し抽象化した未来の位置情報予測エンジン」の研究開発を実施している。
これは通信不要、スマホ内での強化学習モデル(AI)となっており、この機能は近日に公開するほか、Android版、Web版の開発も順次行っていく予定だという。
昨今、海外ではSlackやTrello、国内ではBacklogやScrapboxなどコラボレーションツールが盛り上がりを見せている。TIMEPACKが狙うのは、SaaSのコラボレーション領域だ。
「働き方改革」によって、リモートワークや副業などの「新しい働き方」を認める企業が増えてきており、非同期コミュニケーションを円滑にするツールの導入が進んでいる。その一方で、新しい働き方には人それぞれ向き、不向きがあるため、TIMEPACKは「生産性や効率化が求められるのと同時に、チームでの相互理解を深め、繋がりの強さやシンクロ率を高められるようなサービスも求められるようになる」と予測する。
このチームでの相互理解を深め、繋がりの強さやシンクロ率を高められるようなサービスがTIMEPACKというわけだ。これから、TIMEPACKは「人を理解する」ためのコラボレーションツールとして、新たな市場を開拓していくという。