ビジネス

2019.01.16

ベゾス「元夫人」、アマゾンの脅威となるのか?

Vanity Fair Oscar Partyに出席したジェフ・ベゾスとマッケンジー夫妻(2018年3月4日撮影)


アナリストたちによれば、ウォール街ではすでに、ウォルマートによるアマゾン株の取得やマッケンジーが株主活動家になることなど、筆者が考えたものと同じ筋書きが議論されているという。

これらのシナリオについて、筆者が話を聞いたアナリストたちは同様に、以下に示す結論に達した。

1. アマゾン株の8%(ジェフの保有分の2分の1)を取得しただけでは、他社と協力してもアマゾンを買収するのに十分ではない。

2. 理論的には、ウォルマートがアマゾン株の8%を取得することは可能だ。だが、それでウォルマートが確実に、アマゾンに取締役を送り込めるわけではない。

3. マッケンジーが自身の保有するアマゾン株を利用して「アマゾンの良心」になることは可能であり、そうなることは考えられる。

4. ジェフがアマゾンのCEOを辞任し、大統領に立候補する可能性は高く、あり得ることだと考えられる。

夫妻には友好的に、そして静かに離婚に伴う問題を解決し、それぞれ人生の次の1ページに向けて進んでもらいたい。

マッケンジー・ベゾスは、常に品位を保ってきた女性だ。そして、アマゾンはジェフが創設した企業であると同時に、彼女が共に作り上げたものでもある。自信に満ち、プロフェショナルらしい態度を維持してきたマッケンジーが今後、これまでと異なる行動を取ることは想像できない。

編集=木内涼子

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