「部下へのプレゼントに」パネライの時計の哲学に共感

PANERI Luminor GMT Automatic Acciaio - 44mm

今回登場いただいたのは、パネライをご愛用の「LIFULL」代表取締役社長の井上高志さん。かつて記念のプレゼントとして時計を探すなか、出会ったパネライの哲学に大いに共感。いまでもほぼ毎日着用するほど気に入ってるという。


「部下にプレゼントしたのがきっかけでした」

はじめてパネライを購入したときのエピソードについてそう語るのは、日本最大級の不動産ポータルサイト「LIFULL HOME’S」を運営するLIFULLの井上高志社長である。

「エンゲージメントサーベイというものがありまして、リンク アンド モチベーションさんが運営なさっている“日本でもっともモチベーションの高い会社はどこだ”というアワードなんですが、2017年に1位をいただきました。それを記念して働く環境の改善を目指し私と二人三脚で取り組んできた人事本部長に、サプライズでパネライの時計を贈ったんですよ」

会社にとっても記念すべきアワードである。なぜパネライだったのだろうか? その理由は井上さんが見出したLIFULLとパネライの共通項だった。

「パネライは1800年代からの歴史のなかで数々の革新的な機構を作っていますよね。ぼくらもまだ20年そこそこの会社ですが、経営理念のなかに“革進”という言葉を入れているくらい大事にしているキーワードなんです。常識から飛び出したものを作り、日本一働きたい会社にしたという自負があるので、パネライはぴったりだと思ったんです。見た目も格好いいですし」
 
井上さんは、部下のためのプレゼントを探し、パネライを調べていくなかで「自分も欲しくなってしまった」ということで「ルミノール GMTオートマティック アッチャイオ」を購入。現在では、週に4~5日着けるほど愛用している。

「海外出張が多いですし、スカイプなどで海外とのミーティングもあります。海外にいても日本時間を把握したいし、ニューヨークでIRしてる時間も知る必要があります。なので、GMT機能は重宝しています。しかも、目盛と針がとても見やすい。パッと見て、直感的にわかるのでいいですね」
 
その言葉を裏付けるかのように、LIFULLは海外でも積極的に展開している。

「2014年にTrovitという会社を子会社化し、いま、さらにもう1社買収に動いています。この2社を合わせると、住宅情報と求人情報、中古車情報を60カ国以上で展開することになります」
 
もちろん、日本でも物件数700万件を誇る不動産情報はもとより、LIFULLグループとして介護は「この領域では日本でナンバー1のサイトになっていますし、38000件の老人ホームを探せます」というほど充実。地方創生、引っ越し、トランクルーム探し、インテリアなど、その範囲は多岐に渡る。
 
ただ、目指すのは「みんなのLIFEがFULLになることをやろう」ということ。そのために“革進”は不可欠な要素なのである。



PANERI / Luminor GMT Automatic Acciaio - 44mm

44㎜のスティールケースがポリッシュで仕上げられシャープな印象を醸しだす、アイコニックな形状が特徴的。そして、パネライ特許のリュウズプロテクターがモデルの堅牢さを物語る。このモデルはGMT機能搭載で外周部分に第二時間帯を24時間で表示する。ブラックダイヤルにはアラビア数字とバーによる夜光のインデックスを採用。3時位置に日付、9時位置にスモールセコンドが配置されている。

ムーブメント : 自社製キャリバーOP XXXI 自動巻き
パワーリザーブ : 50時間
ケース素材 : ステンレススティール
ケース径 : 44mm
価格 : 83万円
問い合わせ : オフィチーネ パネライ 0120-18-7110


井上高志◎1968年生まれ。1991年リクルートコスモス(現:コスモスイニシア)入社。リクルートへ出向・転籍後に「不動産業界の仕組みを変えたい」と1997年ネクスト設立(現:LIFULL)。インターネットを活用した不動産情報提供を世界57ヶ国で展開。

text by Ryoji Fukutome | illustration by Adam Cruft | edit by Tsuzumi Aoyama

この記事は 「Forbes JAPAN 日本の起業家」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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