大きなキャリア変革をする前に自問すべき4つのこと

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大きなキャリア変革を遂げることはストレスになるかもしれない。疑いや不安の気持ちはあるものの、期待や興奮もある。簡単ではないかもしれないが、自分の決断に自信を持つ方法は存在する。次に挙げる4つの点を自問すれば、きちんと考え抜いた決断ができ、自分の決めたことを疑う気持ちが和らぐはずだ。

1. 妥協できないものは何か

絶対に妥協したくないものを特定し、リストにしよう。キャリア変革の機会が生じたら、こうしたリストを使って評価することができる。妥協できないもののうち満たされない項目が多ければ、そのチャンスを追求する価値はない可能性が高い。このリストを作っておくことで、自分に本当に合った機会にだけ注力できるようになる。

また、妥協できないものは不変ではないことを心に留めておこう。新たな仕事に就くことで通勤時間が20分延びる場合、これ以上通勤時間を延長する意思がなかったとしても、もしかしたらその他のメリットでこの問題が相殺されるかもしれない。全ての要素を考慮し、それから自分の妥協できない要素と突き合わせて考えることが重要だ。

2. なぜその変化を起こしたいのか

その変化を起こそうとしている理由を自問し、時間をしっかり取って考え抜くこと。給料の高さや新たな機会などの表面的な理由よりも、さらに深いところまで考えて理由を特定する。元々の動機が給与を増やすことだった場合、それが他に何を意味するのか(より良い場所に住める、家族を養うための額が増える、消費できる収入が増えるなど)を考える。具体的な理由を特定し、変化を起こしたい理由を深く考えることで、自分の決断に自信が持てるようになる。

これをフローチャート形式に書き出すのが効果的だ。主要な理由を上部に書き、それからより深い理由をその下に枝として書いていく。そこから、枝として記入したトピックを詳しく説明すること。考えられる限りの全ての要素を記述し、それぞれに裏付けとなる理由を記入する。これにより、決断のプラス面を強く意識することができ、自分の決断に自信が持てなくなったときは紙に書いたものをいつでも見直せる。
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翻訳・編集=出田静

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