今年こそ起業すべき? 事業立ち上げを迷っている人へ

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偉大な起業家とその奇抜な特徴を上げ続ければきりがない。興味深いことに、これらの特徴を他の人と比べると違いは大きいが、起業家タイプの間で比べると、多くの面で非常に似通ったところがある。

一つには、起業家タイプは失敗を恐れず、失敗は通過点でしかないと考えている。こうした人の中で、失敗は蓄積されず、そこから学びを得ると、暗い気持ちを持つことなく前進する。宇宙に行く、電気自動車を発明する、次世代の公共交通機関となるトンネルをロサンゼルスの地下に掘るなど、大きな賭けを試みることができる理由はこうした点にある。

こうした特徴はあなたに当てはまるだろうか? そうだとしたら、それを心強く思おう。あなたは頭がおかしいわけではない。夢見る自分を押し込めてはダメだ。とりあえず行動は起こさず、夢についてじっくり考え、大きな冒険の旅の計画を練っても良いが、夢を完全に諦めではいけない。また、今後必ず現れるだろう批判的な人々に、自分の夢を消させないこと。一歩ずつ、一日ずつ夢に近づこう。

私自身にもその経験がある。私は大企業で高い地位についていたことがあり、その仕事は非常に満足のいくもので、素晴らしい学びが得られた。またその仕事により、自分の船で航海に出る準備もできた。こうした役職に就くことができた日々に、私は感謝している。

しかしそれでも、耳元で常に聞こえていた(そして今も聞こえている)起業のささやきはやむことがなかった。私はある時点で、自分が起業するべきだということを悟った。その道のりは時にはとても恐ろしいものだったが、後悔は全くしていない。

新年が始まった今、皆さんには、じっくりと考えに浸れる静かな場所を見つけてほしい。そこでしっかり耳を澄まし、起業を呼び掛ける天の声が聞こえたら、一歩を踏み出そう。

編集=遠藤宗生

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