6. 車の購入
米自動車市場調査会社ケリー・ブルー・ブックによると、新車は平均で3万6000ドル(約400万円)ちょっとだ。運転が生活の重要な部分を占めていて、毎朝新車の匂いを嗅ぐことが目標であれば、結婚式の資金よりも新車の購入に充てた方がよいかもしれない。米運輸省によると、平均的な車は11年持つので、その恩恵を少なくとも10年は受けることができる。
7. 緊急時の資金
金銭面は、カップルが争うことが特に多い問題の一つだ。多くの場合、金が足りないことから口論になることが多い。米連邦準備制度理事会(FRB)によると米国では、成人の40%以上が400ドル(約4万5000円)の緊急出費に備えた貯蓄を持っていない。カップルとして金銭的に安全な貯蓄レベルは、少なくとも生活費の3カ月分だ。
8. 慈善団体への寄付
非営利団体のザ・ライフ・ユー・キャン・セーブ(The Life You Can Save)によると、3万3000ドルの慈善寄付を行えば、治療可能な盲目を抱えつつも手術する資金がない660人の視力を回復させたり、マラリアを患った9人の命を救ったりすることで人々の生活を変えることができる。ペイ・イット・フォワード(恩送り)を実践したい場合は、結婚式の資金の一部を寄付すれば大きな影響を与えることができる。
9. ライフスタイルの格上げ
新婚夫婦にとっては、ちょっとした追加の資金が大きな違いを生む。新居を一緒に装飾したり、時々追加の休暇を楽しんだりしたいかもしれない。現在の給料と支出では難しい場合でも、結婚式場や食事の提供に費やしていたかもしれない資金を活用すれば、さまざまな可能性が開く。
10. キャリアの変更
数年働いた後、全く異なるキャリアパスに転向したいと思うかもしれない。こうした変化を起こすには、学校に通い新たなスキルを身につけるため、しばらく仕事を休む期間が必要になる可能性が高い。人気のプログラミング講座の多くは、1万5000ドル(約170万円)ほどかかり、平日は毎日12週間通うことが必要だ。