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Forbes JAPAN Web編集部 前編集長


2020年、ドバイ万博はストレスレスに

2003年にIMFの「ワールド・エコノミック・フォーラム」がアナウンスされたときには、まさかドバイがこんなに大きなイベントをホストできるのか、といった意見もあったと思うのですが、毎年、展示会やビジネス系など、数多くのイベントを開催してきました。

2020年のドバイ万博については、これまでで最高の万博になるのでは、とわくわくしています。最新のテクノロジーを使い、アクセスのしやすさに対応していきます。長蛇の列に並ぶ、地図を見て迷う、などといったストレスなしにスムーズな体験をしていただきたい。各参加者、各参加国、各パビリオンが成功を収めたときに、ドバイとして成功を収めたと自信を持って言えると思います。

2025年の大阪に引き継げるような素晴らしいイベントにしたいです。日本とはさまざまなパートナーシップが組めると思います。

日本からの観光客も18%増

日本からの観光客は特に伸びており、最新のデータでは18%の成長率です。日本の方々にも響く見どころがたくさんあると思います。

家族連れだけではなく、シニアの旅行、友人同士の旅行、特に女性同士の旅行やカップルの旅行にも焦点を当てています。ドバイはバージュ・ハリファやパーム・アイランドなどが知られており、高級なイメージがあるのかもしれませんが、実際はそうではありません。三つ星、四つ星のホテルも増えている一方で、手が届く予算内で体験していただける選択肢も増やしています。

美しいブティックホテルも増えており、歴史的な地区だけではなくドバイのモダンなところにもできています。1泊100ドル以下で泊まれる「ローブホテル」も増やしています。今、既にドバイに4カ所ありますが、2020年までには10カ所に増やす計画です。

環境志向の訪問客の方にもアピールできるような場所もたくさんあります。例えば「アルマムーン」や「ラス・アル・ホール」といった野生生物保護区。また「アル・マハ・リゾート」や「プラチナ・ヘリテージ」が提供するダイニングでは、月明かりや星明かりの下で食事を楽しめます。

またビーチを楽しみたい、できればビーチに近いホテルの中で時間を過ごしたいという方もいらっしゃいます。例えば「ラ・メール」にはいろいろなお店があり、そこでビーチも食事も楽しめます。そういった場所に行っていただけると、また違ったドバイの側面が見ていただけると思います。

アートもドバイの魅力の一つ。アートやカルチャーに関わるイベントは多く、アートショーやアートギャラリーもありますし、オペラハウスなどの文化的施設もあります。「アル・サーカル・アベニュー」では、ワークショップや職人のスタジオも楽しめます。

より緻密にカスタマイズ。ドバイが考える、観光の未来

観光の未来は非常にエキサイティングです。テクノロジーやアクセスの進化もどんどん速くなっています。過去、現在、将来に向けて我々がキープレーヤーであり続けるためには、様々なツールやテクノロジーの理解・分析をする必要があります。次世代の旅行客がどんな行動パターンをするのかという分析も必要です。

例えば現時点でも、親世代と子世代の旅行の仕方はかなり違っています。若い世代はラグジュアリーホテルに泊まれる予算はあったとしても、あえて泊まらずに、エアビーアンドビーで探すこともあるでしょう。だからこそ、さらなるカスタム化が必要だと思っています。個々人を理解すればするほど、成功は近づいてくるのだと思います。

また、どんなにテクノロジーが進化したとしても、人と人とのつながりは絶対に無視できません。旅行先で誰かと話したい、そんな感情は自然に湧いてくるものだと思います。だからこそ、血の通ったパーソナライズを追求していきたいです。

文=林 亜季

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