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Forbes JAPAN Web編集部 前編集長


人はいつ、旅行を手配し、旅行先のリサーチを始めるのか

また、意思決定がいつなされるのかということの理解も深めました。例えばチケットやホテルの手配はいつ始めるのか、ブッキングするにあたり、いつその旅行先のリサーチを始めるのか。正しい時期に正しいメッセージを送るためです。

各国の旅行市場への個別アプローチも始めました。例えばドイツのアイドルのオーディション番組をドバイで開催しました。また韓国とは、「Running Man」という人気番組とタイアップをし、ストーリーの中にドバイを組み込んで、視聴者に響くようにしました。

SNS投稿をくまなくウォッチ「ソーシャルリスニングチーム」

グーグル、フェイスブック、ツイッターといったプラットフォームを活用し、適切なオーディエンスに対して適切なメッセージを送れるよう戦略的に取り組んでいます。SNSの「ソーシャルリスニングルーム」を設置し、今、リアルタイムで21の言語、45カ国で計95のチャンネルを走らせています。

例えば世界のどこかで誰かが「ドバイではどのレストランに行けばいいんだろう」とSNSでつぶやいたとき、それをソーシャルリスニングルームがキャッチしてサポートします。他にも「どこに行こうかな」とお考えの方には、チームが実際にやりとりをし、ドバイをお勧めする、といったこともしています。

「私たちも寂しいです。またすぐお越しください」

パーソナルなメッセージを送るように心がけています。

例えば旅行客が「今ちょうどドバイから出てしまった。すでに寂しい」といったメッセージをSNSで発信したとします。それを見たソーシャルリスニングチームは、「私たちも寂しいです。またすぐお越しください」というメッセージを送るんです。すると、「ドバイが私に語り掛けてくれた」とSNSで発信してシェアされていく。

もちろん、SNSでドバイについてどのようなことを話されているのか、リサーチ・分析もしています。

中国人気タレントのSNSにすかさず反応、キャンペーン化

インフルエンサーがドバイについてどのような情報を発信しているのか、分析も始めました。一つの例でいうと、中国の人気男性タレント、胡兵(フー・ビン)氏がたまたま「今、ドバイに来ています」とSNSで発信していました。それをソーシャルリスニングチームが発見し「ようこそドバイにいらっしゃいました。何かできることはございませんか」と発信したら、胡兵氏から「ありがとうございます」と。

そのやりとりの中で「胡兵さんのご興味に合わせて計画を作りましょう」と、著名なファッションリーダーでもある胡兵氏に合わせた計画を準備し、終日、ショッピングやあまり知られていなかったスポットをご紹介しました。ご本人の許可も得て、最終的には中国人観光客にアピールするドバイの見どころのキャンペーンを実施しました。

またインドや中国で「Be My Guest」というキャンペーンを実施。インドのボリウッドのトップスター、シャー・ルク・カーン氏らを起用しました。

適切なメッセージを適切なタイミング、適切なチャネルで発信

いろいろなプラットフォーム、ウェブ、アプリを活用し、日本語も含めた様々な言語で情報発信をしています。コンテンツの充実のためにはより投資をしていきたいです。また、いつどんな場所でインスタの写真を撮るのがいいのかといったこともリサーチしています。

テクノロジーを生かし、それぞれのクラスターの皆様にとってドバイの強みは何なのかを想定し、適切なメッセージを適切なタイミングで、適切なチャネルを使って発信していきたいと思っています。

ドバイが提供できるものは、個々の市場やコミュニティに対しユニークでかつパーソナライズな体験です。

文=林 亜季

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